しばてんという妖怪に似た、捨て子・たろう。村人たちで育ててきたが、しばてんに似ているということで、山に追い立てられてしまう。
数年後、山から下りてきたたろうは飢饉に陥った村を知る。
たろうは食物を蓄えて門番を立てている長者の蔵を、その怪力で開放、村人たちから感謝される。
その後、騒ぎを聞きつけた役人が来て犯人が誰か問いただす。村人は目配せして、言った。「たろうだ」しばてんなら帰ってくるだろう、と。
たろうは引っ立てられたまま、帰ってこない。村人は…。
人は異端と接したとき、どうするのか。迫力ある絵とともにずしんと来ます。良い絵本でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2012年9月13日
- 読了日 : 2012年9月10日
- 本棚登録日 : 2012年9月13日
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