甘い監獄 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2014年3月25日発売)
3.10
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本棚登録 : 87
感想 : 11
5

夫婦にまつわる短編集。読み始めは角川ホラー文庫なのにホラーっぽさがないと思っていたが『いじめたくなる女』は完璧にホラーだなと思った。『愛されすぎた夫』も怖い。大石作品なのにこの作品だけ、毛色が違う。大石圭の公式サイトにも書いてある。しかし、この2作品は背筋がゾクっとする。『妻への疑念』『他人の妻、他人の夫』は別の意味や視点で女の怖さというのを表している。全作品を通して言える事は結婚というのは恐ろしい。結婚というのは紙きれ1枚で他人同士が『夫婦』という縛りになり、紙切れ1枚で離婚も出来る。結婚は怖い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 活字
感想投稿日 : 2014年4月11日
読了日 : 2014年4月11日
本棚登録日 : 2014年4月11日

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コメント 6件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/15

表紙もタイトルもドキドキ(済みません)だけど、ホラーかぁ、、、パス←怖がりなんです。。。

610@活字中毒さんのコメント
2014/04/15

幽霊的なホラーというよりは人間の闇や怖さ的なホラーかなと思います。表紙やタイトルもドキドキですが中身もドキドキでした。

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/24

「人間の闇や怖さ的なホラー」
無神論者と言いながら、幽霊とかが怖くて読めないのですが、人間相手なら、、、でもサイコの方が現実味があって恐ろしい筈。

610@活字中毒さんのコメント
2014/04/24

やはり、1番怖いのは人間と言う風にいろんな方がおっしゃるので幽霊的なものより人間が怖いですね。

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/25

「人間が怖いですね。」
エエ格好しぃなので断言しますが、世の中には、本当に悪い人は居ない筈。。。
(でも勘違いされちゃ困るから、ストレートに言っても大丈夫な人かどうか見極めるのが肝要かと)

610@活字中毒さんのコメント
2014/04/26

nyancomaruさんがおっしゃる通りなのかもしれません。人の良い部分を見つけるようにして心がけてみます。

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