本とほんと。»
ブレず、日和らず。あたしが生き抜くために必要な「ほんと」。本(と映画) を携えて、さあ探しに出かけよう! 映画はネタばれに注意。。
レビュー by ココロ火さん
この映画が公開されたのは多分、私が中学生か高校生の頃。この当時の自分なら、「なんのこっちゃ」と思って終わりだったかも。いまの私自身が気づきを覚え始めたことと、見事に内容がシンクロしてて・・ちょっとびっくりした。ジーナ・ローランズ演じるマリオンは、学者としてのキャリアを積み上げる一方、ふとしたことがきっかけでココロに「揺れ」を感じ始めるが―というストーリー。
人間っていうのは、ちょっとでも歪な愛情を受けると、「周りからの承認ありきの自分」を生きてしまうものらしい。でも、「自らの承認だけで充分な自分」というのがその向こうに隠れていたりする。それが時折顔を出し、誰かを傷つけ、結果揺れ動く。突破口はひとつ。そのもう一人の自分と対峙して、生きること。映像のシックな雰囲気と気の利いた音楽が、その再生までを暖かく盛りたてていて、程よい人生&人間賛歌になっている。地味だと断じきるには、もったいない作品。
レビュー登録日 : 2008年02月08日
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