この上なくブラックでナンセンス。この悪趣味を痛快に笑い飛ばせるか、それとも嫌気が差すかは読む者の俗物性による。
加速度的に混沌さとバカバカしさを増していく話の端々に、現代にもザクリと刺さる批判性があり、はっとさせられる。
まぎれもなく傑作なのだけど、「好きな小説」欄に書くのはちょっとためらってしまうタイプの作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年7月14日
- 読了日 : 2012年7月14日
- 本棚登録日 : 2012年7月14日
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