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harunoyさんの本棚 > アメリカの宗教右派


(左)シェルフ»

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レビュー by harunoyさん

 4

『一見して、これはあべこべのように見えるかもしれない。一般的に、人民の権利を守るために、横暴な君主と政府の権力を制限する思想は「自由主義(つまりリベラリズム)」と呼ばれ、「保守主義」とは、封建制度や君主制を擁護する思想のことであったはずだ。ところが、アメリカにはそもそも守るべき君主制は最初からなくて、自由主義が建国以来の理念である。だから、その自由主義の伝統を守ることが、アメリカでは「保守主義」と言われているのだ。』
『教派が支持傾向に影響を与えるのは、信徒が教派の教義に従って投票するから、というわけではない。植民地以来の歴史で、宗教や教派は、人種や出身告別に作られたコミュニティーと一体になっていたので、教派ごとに独自の文化と伝統が生まれ、所得階層も同じようなレベルの人が集まり、政治に求めるものも共有されていったからである。人種や出身国の区別は時間が経つにつれてあいまいになってきたけれども、信徒の教派への帰属意識は根強く残っていて、それぞれに独自の社会意識、政治意識が生まれてきたのだ。』
『宗教保守層が膨張した理由は単純で、リベラルの行き過ぎに反発していた国民の数が多かっただけということだ。』
大変面白かったが、話の途中で時系列がかなり前後するので混乱する部分もあった。
年表が欲しいところ。 登録日 : 2008年11月01日 21:59:41


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