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harunoyさんの本棚 > 「つながり」という危ない快楽―格差のドアが閉じていく


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harunoyの持ちネタ公開中

レビュー by harunoyさん

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『いまの社会の格差状況を、所得ではない形で表現するもっとも適切なものは、システムに対しての距離であり、システムを使う側か享受する側かの立場の違いだ』
『大半の人々が、「自分らしさ」や「個性」を主張するためには、何か格差がなければならないと考えている。マズロー的に言えば、「自己実現」できていない状態の人間は、他人との比較・格差でしかアイデンティファイできないのだから、その人たちに「平等にしましょう」と言うのは恐らく欺瞞なのだ』
『世界のどの国でもグローバリズムが流れ込んでいくとき、その国固有の文化や価値観がさまざまな形で織り込まれ、新しい社会に継承されて価値の一元化を回避しようとする。それが健全な形なのだ。さもないと、どの国も米国の劣化コピーでしかなく、固有の文化や精神は瓦解してしまう。そうなったとき、ローカリズムに根付いていた精神は「誇り」ではなく、完全なコピー化を妨げる「厄介な邪魔者」とみなされる。今、まさに日本はその危機に直面しているのではないだろうか』

社会やシステムに無自覚な多くの人へのメッセージ。
だから内容は浅く広く。
分析の対象は35歳以下の若者層だが、今一番社会に無自覚なのはそれ以上の世代なので、年長者こそこの手の本を読むべき。
しかし悲しいかな彼らは疑問を持つ理由もきっかけもないまま、無反省に人生を終えるのでしょう。

2006年に出版されたので状況認識が古い点、「宮台社会システム系」というものの存在を知らないと違和感を覚える点、が散見される。 登録日 : 2008年10月13日 13:41:23


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