知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書)

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著者 : 矢部宏治
isamu9さん ノンフィクション(教養書等)   読み終わった 

マンガ
https://goo.gl/EZij2e

1.日本の空は全て米軍に支配されている

日本の首都圏の上空は米軍に支配されており、日本の航空機は米軍の許可がないとそこを跳ぶことが出来ない(横田空域)。しかし、この巨大空域について国内法の根拠はない。沖縄の嘉手納空域があるため、那覇空港へ着陸する飛行機は30キロ以上手前から高度300メートル以下で飛行しなければならない。
航空法特例法第3項によれば、米軍機は航空法第6章の規定は適用しない。つまりどれだけ危険な飛行をしても構わない。

2.日本の国土は全て米軍の治外法権下にある

戦後70年以上たってもなお国土全体がある米軍に対して治外法権下にある。日本国の当局は所在地のいかんを問わず米軍の財産について捜索、差押え、または検証を行う権利を行使しない。

3.日本に国境はない

米国は米軍を日本国内およびその周辺に配備する権利を持っている。これにより米軍関係者は何のチェックもなしに横田基地から日本へ入国できる。

日本は米軍に対して日本国内に基地を置く権利と、他国を攻撃する権利の両方を与えてしまっているので、「憲法9条にノーベル平和賞を」と言うのは現実離れした主張であることに気づかなければならない。

米と日韓台は軍事的従属関係にある。

4.国のトップは米軍+官僚である。占領中に出来た異常な会議体である日米合同委員会のメンバーは、米国側はほぼ軍人、日本側はエリート官僚。

5.国家は密約と裏マニュアルで運営する。オモテの条文は変えても、その内容は以前と変わらないという密約。

6.政府は憲法に縛られない。砂川裁判・最高裁判決の「日米安保条約のような高度な政治性を持つ問題は憲法判断しませーん」これが元凶で憲法が機能しなくなった。

7.重要な文書は最初すべて英語で作成する。憲法9条のルーツは大西洋憲章。

8.いったん戦争になったら自衛隊は米軍の指揮のもとで戦う(指揮権密約)。

9.占領中の関係をそのまま維持するかたちで、日本は独立後も国連軍の代わりの米軍に対して基地や兵力を提供することとした。これは日米安保の生みの親、ジョン・フォスター・ダレスのトリック。

10.なぜ9条3項・加憲案はダメか。憲法9条は日米安保条約とセットで存在している。裏には基地権密約と指揮権密約があるため、憲法で自衛隊を容認してしまうとその先にあるのは米軍による日本の自衛隊の軍事利用体制の完成。

レビュー投稿日
2017年11月14日
読了日
2017年11月14日
本棚登録日
2017年11月14日
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