先に読んだ「下流大学が日本を滅ぼす!」の対論という位置づけで書かれている。
タイトルの「下流」というのには少し抵抗があるが、著者の主要キーワード(皮肉を込めているのかも知れない)の様なので。
綿密に取材されていて、有名さや偏差値だけでは測れない、本当に良い教育をおこなったり、おこなおうとしている大学の存在を世に知らしめる意義は大きい。
逆に我々には、真に学生のための教育をしなければならないという厳しい現実を突きつけられている。
気持ちだけではなかなか実現出来ないこともある(研究費も競争的補助金も「上流」大学に集中するので格差は更に開く)が、一番大切なのは経営者、教員・職員の気持ちであることを再認識した。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大学
- 感想投稿日 : 2014年10月13日
- 読了日 : 2009年2月11日
- 本棚登録日 : 2009年2月11日
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