読んだ先から物語の中身を忘れ、それでありながら次へ次へとページをめくりたくなるのはなぜでしょう。町田さんの文章は易しすぎるほどA→Bへのつながりが緩やかゆえ理解しやすい。そのほとんどが、世間と自身のズレであって、やさぐれながらもいっちょまえになろうと努力、奮闘するってのは、実は社会的マイノリティの抱えるジレンマでもあり、現代的でもあると思います。それは本作に限らず、彼の作品のほとんどがそうでもあるのですが…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年2月18日
- 読了日 : 2015年2月18日
- 本棚登録日 : 2015年2月18日
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