タイトルがこの映画の浅からぬ軽妙さを示唆していて、絶妙な加減に思える…。目的も野心も存在せず、あるのは怠惰でない積極的でクールな厭世観と、ジャズの熱に浮かされる人々。地下クラブのごとき密室で大勢が高揚する様子は、共産圏の秘密ライブにも通じる、と気ままに想像するのですが、どんなもんでしょう。古谷一行演じたジャズ大名は一貫して独自のひねくれ道を行き、これが映画の調子を決定づけていると思います。
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2014年4月13日
- 読了日 : 2014年4月13日
- 本棚登録日 : 2014年4月13日
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