人体の構造、そして双子ならではの運命に強い関心を持っているっぽいクローネンバーグ監督ということで、この映像の空気はこの監督でしかあり得ないものと改めて思わされる…なぜなのかうまく説明できないのですが、シーバースから最近の作品まで貫徹している空気…クールな佇まいに音を立てず崩れそうな脆さが同居している、みたいな。同性だとか兄弟だとか、そうした愛を軽々と超えた双子の愛は異様なんですが、ヒシヒシと伝わる不思議!2人をほぼ軸に進むので展開は一本道な感じですが、重さ濃厚さは十二分に。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画
- 感想投稿日 : 2013年1月25日
- 読了日 : 2013年1月25日
- 本棚登録日 : 2013年1月25日
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