武揚伝 4 (中公文庫 さ 45-7)

著者 :
  • 中央公論新社 (2003年12月1日発売)
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本棚登録 : 70
感想 : 7
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読んだきっかけ:正月用に購入。幕府側からの幕末というのが面白そう。

かかった時間:1/17-1/25(9日くらい)

内容:榎本武揚の伝記。幕府側からの視点の幕末。第四巻は、奥羽列藩同盟(奥羽戦線)への合流から、函館、五稜郭への移住、そして降伏まで。

最終巻である本巻では、武揚の降伏で幕を閉じる。歴史上では、この後に明治政府に仕え、外交の要職についたり複数の大臣を歴任したりするわけなので(確か)、まだ彼の半生が終わったにすぎない。
この後の人生も、あと1巻くらい使って描いてもらいたかったものです。
武揚伝について全体でいえば、やはり3巻の感想で書いたように、本物語では彼自身に魅力を感じなかったのが残念。ただ、幕府側からの明治維新という切り口は、たいへん面白かったといえました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2013年3月31日
読了日 : 2010年1月25日
本棚登録日 : 2013年3月31日

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