700年ごろ。山岳修行の元祖と言われる鴨役君小角の話。小角は仏教や道教に初めは打ち込んでいたが,次第に仏教では人々は救われないという思いを強くした。時代は藤原不比等が律令国家を作ろうとしている時であり,その律令は単に貴族のためのもので,農民は搾取の対象でしかなかった。
小角は次第に農民の間に知られるようになり,神聖化されていく。人々は小角の傍で働きたいと思うようになり,進んで小角の命じた護岸造りや道路造りをするようになる。朝廷側は律令に反抗するような小角を危険視し,殺そうとするが,それが不可能と知り東国へ流刑とするのである。
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カテゴリ:
日本史
- 感想投稿日 : 2009年5月21日
- 読了日 : 2009年5月21日
- 本棚登録日 : 2009年5月21日
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