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ボクは坊さん。についての板舛さんのレビュー


歴史の世界を読み漁る»

日本史・中国史を中心に,偉人達が発する,心に感銘を受けた言葉などを記録しています。

ボクは坊さん。 216人が登録 ★3.80

著者: 白川密成 
本 / ミシマ社 / 285ページ / 2010年01月28日発売

レビュー by 板舛さん

思想・哲学   読み終わった  読了日 : 2011年01月06日  3  登録日: 2011年01月06日

現役の四国八十八ヶ所の57番札所住職の白川密成さんがお坊さんになったいきさつや,お坊さんが何を伝えていくべきか,自分自身で考え悩みながら進んでいく様を記している。まだ20代と若いお坊さんということで,内容も若い世代にもとてもわかりやすく書かれている。堅苦しい話はなく,あらためてお坊さんも普通の人なんだなあと気づかされる。
『善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにノロノロしたら心は悪事をたのしむ(ダンマパダ発句経一一六)』『人は違う部分よりも同じ部分の方がずっと多い。人はそれぞれ違って当たり前と言う言葉はよく聞くし,そのとおりなんだけど,もしかしたらそれ以上に時々忘れてしまっていることは,人間は時に驚くほど似ているということなのかもしれない』『空海聞く,良工の材を用ふる,其の木を屈せずして厦(か)を構う。聖君の人を使ふ,其の性を奪わずして所を得しむ。是の故に曲直用にあたって損ずることなく,賢愚器に随って績あり(弘法大師 遍照発揮性霊集巻第4)・・・私,空海が聞くところによれば,良き工人が材木を用いるにあたっては,木の曲直にしたがい,無理することなく大きな家をつくりあげるという。これと同じく,聖君が人を使うにあたっても,その人の性質を奪うことなく,その人にあったところを得させるものである。だからこそ,曲も直も使用するにあたって損ずることなく,賢も愚も,その人の器次第で功績を挙げるものである』 レビュー登録日 : 2011年01月06日


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