日本海軍の爆弾: 大西瀧治郎の合理主義精神 (光人社ノンフィクション文庫 664)

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  • 潮書房光人新社 (2010年11月1日発売)
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感想 : 2
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 日本海軍の爆弾の話より、アメリカ軍のGP爆弾の話に興味がいった。日本海軍の爆弾には、陸用爆弾、常用爆弾(対艦船用)があるのは知っていたが、アメリカにはそれがなく、GP爆弾のみということは知らなかった。
 GP、General Purpose、すなわち汎用爆弾。ミッドウェイで日本空母が被弾した爆弾も、日本国内の工場に降り注いだ爆弾も、みなGP爆弾だったそうだ。爆弾のバリエーションは必要なかった。アメリカの余裕がそうさせたわけで、日本はアメリカとの戦争はどだいムリだったことが、爆弾の思想からもわかる。
 地に足をつけた思考が大切だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年10月18日
読了日 : 2011年10月18日
本棚登録日 : 2011年10月18日

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