わたしたちは、3人きょうだい。
ある日、たいへんなことがあって、とつぜん、ママもパパもいなくなったの。
わたしたちは、ぜんぶ自分でしないといけなくなったの。
お父さんとお母さんが死んでしまった7歳のネリーと妹と弟は、離れて暮らさなくてはならなくなりました。でも、預かってくれた大人は、「3人の子どもたちは毎週何曜日に会うかをきめないといけないな」と言ってくれます。身を寄せる家では暖かく迎えてくれて、読んでいてホッとします。でも、やさしくされても癒されない傷…。ネリーは悲しい気持ちがあふれながらも、未来の家族のことを考えるのです。
子どもって、強いなぁ。この絵本は暖かく迎えてくれる人たちがいたので本当によかったと思いますが、両親が死んでしまった心の穴は埋まることはないのでしょう。その悲しみを乗り越える強さを見せてもらいました。
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カテゴリ:
命・魂・生きるの絵本
- 感想投稿日 : 2010年4月21日
- 本棚登録日 : 2010年4月21日
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