角田さんはどうしてこんな小説が書けるんだろう。
心がぎゅーっと絞られるように辛く泣いて泣いて、でも最後には救ってくれる。
私も忘れられない記憶があって、でも忘れていることの方が多くて、その空白の時間に自分が何かひどいことをしたんじゃないかと怖くてたまらなくなることがある。
親や友達に好かれたい褒められたいと思い行動するのは、その不安とバランスをとろうとしているのかな。
角田さんの本を読むと、本の感想じゃなくなって人生を振り返ってしまう。
それにしても、ここ何年か、作風変わってきたよなあ。前から好きだったけど、最近のは特に好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2015年5月4日
- 読了日 : 2015年5月4日
- 本棚登録日 : 2015年5月4日
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