シリーズ第十作は初の長編大作。
長編である分、主人公親子に仕掛けられた陰謀や
策略も大がかりだし、敵の背後にいる黒幕なども
身分の高い人物。
本当にスケールの大きい作りになっている。
しかし・・・なんでだろう?
やはり私は「剣客」は短編で読みたいと思ってしまう。
剣客親子の息子、大治郎に辻斬りの汚名が着せられ、
それを父親の小兵衛や「剣客シリーズ」の
常連メンバーが解決するために奔走し、
犯人の背後にある大物の陰謀を突き止める作品であるため、
全体を覆っている空気が重たくて暗い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
池波正太郎
- 感想投稿日 : 2008年11月28日
- 読了日 : 2007年2月28日
- 本棚登録日 : 2008年11月28日
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