(2008/7/17読了)高校教育に特化した内容であるかの書名だが、戦後の集団就職などで農村部から都市部への人口大移動が社会構造にどのような影響をもたらしたか、への考察が見事。もともと都市部(東京や大阪)に住んでいた人達が中流の上、農村から出て来た人達は中流の下で、実は同じ「中流」でももともと格差があった、という分析。その土台の上で、主に都市部の公立高校の凋落とは何なのかを示している。
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カテゴリ:
社会・経済
- 感想投稿日 : 2008年7月19日
- 本棚登録日 : 2008年7月19日
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