アントニオ猪木自伝 (新潮文庫 い 53-1)

著者 :
  • 新潮社 (2000年2月29日発売)
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感想 : 50
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読書録「アントニオ猪木自伝」3

著者 猪木寛至
出版 新潮社

P235より引用
“アクが強くて不味いのだが、それだけミネラルがあるというこ
とだ。翌日は便が鮮やかな緑色になる。”

 目次から抜粋引用
“生い立ち 鶴見の少年時代
 ブラジルに移住へ 祖父の死
 東京プロレスへの参加とジャイアント馬場
 異種格闘技戦 因縁のモハメド・アリ
 引退 新たな世界へ”

 元プロレスラーで国会議員である著者による、半生を綴った一
冊。
 生まれてすぐのころから引退まで、情感たっぷりに書かれてい
ます。

 上記の引用は、著者が糖尿病になった時に、驚異的な回復を見
せた事に対して書かれた一文。ブラジル時代に食べた野生化した
大根葉の味について。灰汁も味のうち出汁のうちということで
しょうか、口に美味しい物ばかり食べていては、体は丈夫になら
ないのかもしれません。
 著者の波乱に満ちた半生を、悲喜こもごもの小説のように楽し
めますので、ファンでなくても面白いのではないかと思います。

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2013年12月17日
読了日 : 2013年12月17日
本棚登録日 : 2013年12月17日

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