読書録「食べちゃえ!食べちゃお!」3
著者 野中柊
出版 幻冬舎
p137より引用
“「彼のことを好きにさえならなければ、こんな遠くまで来やしなかったわよ」
自分の生まれた国を遠く離れて暮らす淋しさ。”
目次から抜粋引用
“サラダ
ワッフル
アップルパイ
チリドッグ
手巻き寿司”
料理上手なアメリカ人の旦那さんと、猫三匹と海辺で暮らす著者による、食べ
物とそれに関する出来事や思い出を記したエッセイ集。
夫との思い出から海外での暮らしまで、穏やかな文章で記されています。
上記の引用は、著者が母のように慕う女性について描かれた話での一文。
故郷は遠くにありて思うものということでしょうか、空気も水も質が違うところで
暮らすということは、心身ともに負担が大きいことと思います。それを乗り越える
ことが出来たのだから、よほど強い情熱を持ってついて行かれたのでしょうね。
文章とイラストの雰囲気がよくあっていて、いい感じです。
解説は料理研究家のケンタロウ氏、一刻も早い回復をお祈りしています。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
な行
- 感想投稿日 : 2014年4月18日
- 読了日 : 2014年4月18日
- 本棚登録日 : 2014年4月18日
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