毎回出版される度に、楽しみにしている「サイ=チェンジリングシリーズ」の第五弾。
豹チェンジリング(豹に変身する種族)なのに、生まれつき豹に変身出来ないドリアンとMサイ(医療超能力者)のアシャヤが主人公。
とても面白くて読み応えがあった。
このシリーズは、カテゴリー的にはロマンス小説なのだけれど、SFの世界観が根幹にあるので、ラブシーンが嫌でないというSF好きなひとならば、男女問わず、楽しめると思う。
精神的絆と生命の絆が物理的に存在していて、夫々がリンクしているという設定は、とてもユニークで、作者の着眼点は素晴らしい。
ナリーニ・シンは、家族や伴侶の結びつきを書かせたら、ピカイチの作者だ。
感動的なラストが用意されていて、ファンとしては、とても嬉しい。
次巻も翻訳本が出ますように。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年1月8日
- 読了日 : 2013年1月8日
- 本棚登録日 : 2012年12月28日
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