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武術の達人・宇城憲治氏に師事するスポーツライターの筆者が、現代に生きる日本人がいかに生きるべきか、師の教えと言葉を随所で引用しつつ、論じている。
一貫して語られているのは、「身体脳」、つまり、無意識の重要さである。
武道の型や、日本の古くからの慣習(美しい姿勢でおじぎをする、挨拶をする、姿勢を正すなど)には、無意識の感覚、直観の力を磨く意味があるという。
現代の日本人は、あまりにも頭で考えることに依存しており、直観の力を軽視することで、重要な判断をことごとく誤っていると本書は警鐘を鳴らす。
考えてみれば、日常生活や仕事でも、直観で判断した方がうまくいくことは多い。
あれこれ考えて決めたことでも、結局、はじめに良いといった考えに落ち着いたりする。
また、精神的な面だけでなく、なんと身体能力も向上するらしい。
それは筋力とは次元の違う力であり、「気」の流れが良くなることにより生ずる力とのこと。
本書には、それに関して色々な実例が紹介されており、筆者や宇城さんの塾の生徒も日常的に体験しているらしいので、そこには一定の真実があるのだろう。
にわかには信じがたいが、禅の本とかでもこういう話は度々出てくるし、まだまだ自分の知らない世界もあるのだろうという気はした。
さすがに空手を習う気にはならなかったが、もっと普段の立ち居振る舞いや呼吸といった、基本的な部分にもっと気を配って生活しようと思った。
方法論の部分とは別に感心したのは、宇城さんの道を究めようとする姿勢である。
スポーツや武道などの、体が資本である活動というのは、40歳も過ぎれば衰え、引退、第二の人生という言葉が普通連想される。
しかし、宇城さん、また筆者の心構えは、そういった一般常識的な考えとは180度違う。
いい成績をおさめたら終わり、世界一になったら終わり、ではなく、
自分の中に絶対的な基準を持ち、それに向かって、今も、常に向上し続けているという。
彼らの中では、武道は人生と同義なのだろう。
そうは言っても若い選手に勝つことは難しい気がするが、執筆時点(55歳くらい?)においても、組み手で金メダリストを子供扱いするほどの強さだというからすごい。
(スピード自体は相手より遅いが、相手が攻撃する前に攻撃が来る信号を「感じ」、常に先を制すのだそうだ。
意識で反応するのとは、まるでレベルが違う動きらしい。)
人生に絶対的な基準をもつべきというのは割と普段から思っていたし、自分なりにあるべき姿も思い描いてはいた。
それが正しいのだと背中を押してもらえたと感じた反面、現在の自分の、それに向かう姿勢の甘さも痛感した。
今一度、初心に返って取り組んでいきたいと思う。
2012年05月15日
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読み終わった
(2012年05月15日)
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60歳近いのに30代にしか見えないでおなじみの南雲先生の本は一度読んでおこうと思って読んだ。
筆者の持論の部分については、論理の粗が気になってしまい、正直自分に刺さる部分は少なかった。
前書きで「伝統」「経験」「実証」を本書で統合するようなことが書かれており、筆者の中では確信に近いものがあるのだろうが、全体的に言葉足らずで、中途半端に終わっている印象。
しかし、食事を始めとした、筆者が実践していると思われる習慣の数々については、筆者という実例が存在する以上、素直に参考になったし、過激な内容も少ないので、興味を持ったものは生活に取り入れようと思った。
2012年04月18日
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読み終わった
(2012年04月18日)
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タイトルだけ見ると、これからはこんなスキルが必要!というのを列挙した内容に思えるが、少し違う。
歴史の70年周期説を始めとした「時代の読み方」を紹介しつつ、今後10年でどんな変化が起こるのかについての筆者の予測を概観した後、では現代に生きる各世代が、今後どのように生きていくのがより良い人生に繋がるかについて、筆者の考えが展開されている。
紹介されていた未来の予測の仕方は、どれもシンプルで、日々の情報を咀嚼する上ではとても有用なものだと感じた。
中でも、人口ピラミッドと経済状況の関係の話は驚きだった。
誰でも入手できるデータから、これほど精度の高い予測をすることができるとは。
自分のような素人には、経済の変動を始めとした未来を予測することなどできないと決めつけていたが、誰もが目にする数字を元に、ちょっと考えれば分かるようなことも実は多いのだな、と自分の思考停止を恥じた。
これからの時代の生き方については、近年よく言われていることだと思うし、自分を普段から感じていたことだったので、目新しさは感じなかったが、こういったまとまった形で読んだことは無かったので、自分の考えを整理することができて良かった。
2012年04月08日
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読み終わった
(2012年04月08日)
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