23歳は若くないという発言がこの本の中では印象に残った。村上龍は23歳の時に「限りなく透明に近いブルー」を書いて、芥川賞をもらっている。しかし、今の大半の若者はなんの職業訓練もなしに、大学で時間を浪費して、就職する段階になって大慌てだ。高校の普通科はなんの職業教育もせず、いたずらに学生を大学に送り込む。送り込まれた大学は、質の担保もせずに学生を社会に放り出す。大学を出ればよい企業に就職できて一生安泰という神話はすでに崩壊しているのに・・・
大学で時間を無駄にしているくらいなら、早く目標を見つけて大人になるべきだ。幼くみえることと若さは違うことだ。
完全に思考が停止している国。そして、欲望も目標ない。やはり草食系ではなく「死人」という方が正しいのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2010年11月24日
- 読了日 : 2010年11月24日
- 本棚登録日 : 2010年11月24日
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