本当にワルイのは警察~国家権力の知られざる裏の顔 (宝島社新書)

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  • 宝島社 (2012年2月10日発売)
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国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が、世界各国の報道の自由度ランキングを発表し、日本は東京電力福島第1原発事故に関する情報の透明性が欠けるなどとして昨年の22位から大幅に順位を下げ53位となる。

そんな中「世界の情報ヒーロー100人」に選ばれたジャーナリストの寺澤有氏の本を読んでみる。

お役所体質の警察の「悪」を描く。最初は、まあ有りそうな話だよなと苦笑いで読むが、途中から「ひでえな」に変わる。多くの人に読んでもらいたい一冊。国民が大声を出さなければ、この組織の根本は変わらないだろうな

報道機関まで、警察の圧力に屈してしまう構造が悲しい。

チャカ、指紋顔写真取得のノルマ

大量退職者の為に「駐車監視員等の」天下り先の創設

警察はギャンブルを取り締まらなくてはならない立場だが、むしろ退職者をパチンコメーカー、ホール、プリペイドカード会社等へ送り込んでいる

交通違反の罰則金の収入が特別会計として予算化されている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年8月4日
読了日 : 2014年8月4日
本棚登録日 : 2014年8月4日

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