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レビュー by jo-sanさん
あまり三島由紀夫の作品を読んだ事がなのですが、今まで読んだ事のある三島さんの作品と違うイメージでした。
出だしが少し安部さんっぽいと感じていたら、それまた全然違う展開に。
読みやすいコミカルで通俗的な作品でした。
表現がとても素晴らしくて、それで引き込まれてしまいます。
新聞の活字がゴキブリにみえるくらい無意味さに直面に、実存的な開けにおちいっていた主人公。
一度死んで生まれ変わり、そうして意味付けし直した人生。
主人公がただのセンチでしかないニヒリズム的境地から脱して、そこから自ら意味を与えていくというのは、とても現代的であり、そうしてそんな主人公がああいう形でエンディングを迎える、という現実をえぐるようなストーリーに皮肉を感じました。
最後の警察との会話が好きです。
レビュー登録日 : 2011年11月06日
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