二人の中学生が、異次元にトリップしてしまうという設定。その世界が、未来なのだが一見江戸時代風というのが面白い。
その世界の、3つの階層のトラブルに巻き込まれる二人だが、元々が別の世界から来たということで、最後はあっけなく元の世界に戻されてしまう。
以前読んだ『まぼろしのペンフレンド』でも感じたように、状況設定が終わり、恐怖感あるいは緊張感をあおるだけあおっておいて、最後は少しはぐらかされた感があります。
筆者も、主人公の言葉を借りて最後の方に書いていますが、自分たちは当たり前と思っている世界も、少し別の角度から見るとおかしいということが、あるのかもしれない。それは、時代であったり、国籍であったり…確かに、そうだなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF・ミステリー
- 感想投稿日 : 2014年4月15日
- 読了日 : 2008年6月4日
- 本棚登録日 : 2014年4月15日
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