今、プログラミング教育みたいなことが言われていますが、少なくともプログラミング自体を、小学生が全員やる必要はないと思います。
プログラミング自体ではなくて、プログラミング的な思考を経験するというもであれば、まあ、絶対必要とは思いませんが、あってもいいような気もしています。そんな私にも参考になるかと思い、この本を読んでみました。
内容としては、プログラマが必要とする数学的な考え方の解説です。プログラミングがわからない人でも読んで理解することができますし、プログラミングをしない人でも、その考え方や発想の仕方が参考になると思います。
第1章 ゼロの物語
第2章 論理
第3章 剰余
第4章 数学的帰納法
第5章 順列・組み合わせ
第6章 再帰
第7章 指数的な爆発
第8章 計算不可能な問題
第9章 プログラマの数学とは
私が面白かったのは、論理と計算不可能な問題です。他の章も、数学に馴染みの薄い人は新しい発見がたくさんあると思います。
見た目の印象よりも軽く読めますので、一読をお薦めします。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
算数・数学
- 感想投稿日 : 2017年1月7日
- 読了日 : 2017年1月6日
- 本棚登録日 : 2017年11月4日
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