重松清の小説を読むと、気分が重くなる。
弱い人間が登場し、落ち込んだり、ため息を吐いたり、自己嫌悪に陥ったり、諦めたり、といった情景を見せつけられることが多いからだ。
積極的に前向きな小説ではないしね。
一応、サラッとフォローしたり、ちょっとは救いのあるエンディングだったりすることもあるんだけど、やっぱりあんまり読後感は良くない。
その心情は、その小説を読んでいる時の精神状態にも寄るんだろうけど。
ということで、ちょっとは期待していたんだけど、この短編集も他の重松清の小説と同様に、読後感は変わらず重い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヒューマン
- 感想投稿日 : 2016年7月4日
- 読了日 : 2016年7月4日
- 本棚登録日 : 2016年6月30日
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