2009.11.21なんばOCATのBOOK RANKINGにて購入。
上巻から続く説明不足について、解説で言及されていて納得してしまった。
『「ばさら者を描くには、書き方そのものもばさらであって良いのではないか」―北方謙三はそう思ったのではあるまいか。』
確かに、この時代のことを司馬遼太郎氏のような描き方で描けば、大変難解で、分かりにくいものとなる。
それを、年号も使わずに描いている筆者はやはり見事なのだろうか?
しかし、説明不足な所は否めず、筆者の手法が成功したともいえないであろう。
個人的には楽しめたが、ある程度歴史に詳しくないと読めない小説であろう。
ただ、佐々木道誉と尊氏・義詮の関係は熱いもので、読者を引き込む。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2009年11月21日
- 読了日 : 2009年11月21日
- 本棚登録日 : 2009年11月21日
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