教師になるということ

著者 :
  • ひまわり社 (2007年9月1日発売)
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本棚登録 : 157
感想 : 27
5

「教師になりたい」という思いを漠然と持ったけど、何をしたらよいのか分からない人のための本である。

私の場合、大学4年でこれを読んだので、実習前にすべきこと、大学生ですべきことの部分は参考にしようがなかったが、非常に懇切丁寧に書かれていて、自分もこのようにすごしていれば、と思った。


また、学級経営、授業作りに関しても示唆を与えてくれる、非常によい書物である。

心に残ったのは、「教師に必要な力」として、「管理の力」が挙げられているところの、窓枠に腰掛けている生徒に対してどのように指導するか、というところ。私はすぐに答えが出せなかった。

この本には、「教師はすぐに指導できなければならない」ということも書かれており、そのためには、やはり常に考えることが大事であると思う。


「湯船の法則」など、ユニークな説明で非常に楽しく、すらすら読める割に、読後にさまざまなことを考えることができる、きわめてよい本だと思う。

K君の話から、教師が努力をすれば子供は応えてくれるのだと思ったし、何より教師にはアイデアが重要だと思った。


これから「もっともっと勉強したい」と思わせてくれる1冊だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2009年11月1日
読了日 : 2009年11月1日
本棚登録日 : 2009年11月1日

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