升田幸三の現役時代末期は知っているはずなんだけどほとんど記憶になく、伝説の人という印象の方が強い。その伝説そのものがこの本だ。当人の口述を執筆者がまとめたものだろうけど、とても生き生きと人物が描き出されている。出る杭は打たれる今の時代に合わせて角の立たないように工夫はされているが、強烈な自我と自負は覆うべくもなく、まさに人間升田の面目躍如というところ。AI時代の到来前に世を去って本人は幸せだったろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2017年12月17日
- 読了日 : 2017年12月16日
- 本棚登録日 : 2017年12月17日
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