私の永遠の憧れルパン三世。テレビアニメではお間抜けで人がいい部分もありますが、原作だとかなり厳しいです。銭形とも命掛けのやり取りです。ルパンと次元は相棒で、五右衛門は弟分の感じでしょうか。ルパンも次元も五右衛門が泥棒(クズ人間)になるには狡さが足りないって言っています。五右衛門も泥棒稼業に自分の欲を出しませんね。でもそんな五右衛門だからたまにどうしてもあれが欲しいんだ~~となると(叔父さんの敵とか、魔剣とか)、ルパンが思いっきりフォローしてあげます。
漫画としても、連載当初は、「不二子」とは出てくる女に使われる記号的名前だったり、台詞がまったくなかったりとかなり実験的です。
漫画の終盤はかなりシビアな展開で
《以下ネタバレ!!!》
ルパンが片目を失ったり、そしてラストではルパンたちは銭形に爆弾島に呼び出され爆死します。
ラストを読んだ後は本気で泣きました。
しかし私としては、作中に出てきたルパン一味の本拠地「奇岩城」に彼らは潜ったと思いたい!「ルパン小僧」というルパンの息子の短編集もあるしね。
《ここまでネタバレ》
印象に残ったキャラクターたちの行動や台詞。
次元が不二子のことを「ルパンはあんたに惚れているが信頼はしていないのさ」「そうね…」アニメとは間逆のルパンの厳しさが出ていますが、こういうところが好きです。
五右衛門
(自分の師匠たちから離れルパンの仲間になるところ)「あなた方には経験したという過去があります。私にはこれから経験するという未来があります。分かりますかな、この差が」
(タイムマシンに乗ったらどうするか?の問いに)
「俺を身ごもった瞬間のお袋に合って言うだろう、俺を産まないでくれと」この台詞は悲しい。ラスト近くで、この後の展開と重なって泣けてきた台詞です。
銭形
「俺はお前(ルパン)を殺したいほど憎んでいるんだ!」ルパンが自分を認めてるんだろう、と言ったことへの返事。命掛けの真剣勝負を繰り広げる二人です。
「英語は得意なほうなんだけどなあ…」英語は得意なほう、ってことは他にも数カ国語しゃべれるってことですよね。アニメではお人よしですが、漫画ではハードな人です。世界を飛び回ってるんだから、頭脳もかなり良いはず。
そういえばルパン三世とは大学の先輩・後輩の関係ということも判明。
- 感想投稿日 : 2010年5月29日
- 読了日 : 2010年5月27日
- 本棚登録日 : 2010年5月27日
みんなの感想をみる