さいはての島へ: ゲド戦記 3 (岩波少年文庫 590 ゲド戦記 3)

  • 岩波書店 (2009年2月17日発売)
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感想 : 49
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ゲド戦記初期3部作の最終章。
 
アースシーという架空の魔法世界。
魔法の力が衰え、人々は無気力になり、
死の訪れを待っている。
 
何者の仕業なのか?
ゲドと王子は敵を求めて旅立つ。
 
3部作の中でも最も重い
『死』をテーマにした本作。
 
「死んだ人々はみな生きている。
 死者は朽ちることなくよみがえり、
 永遠に果てることはないだろう。
 ただ、そなたは別だ。
 詩を拒んだからだ。
 そなたは死を失い、
 詩を失うことで、
 同時に生を手放した。
 自分を救おうとして、
 たかが自分ひとりを救おうとしてな。」
 
過去多くの権力者たちが求めてきた『不老不死』。
 
『世界3大ファンタジー』の1つである
『ゲド戦記』。
 
もっと若いうちから読んどけばよかった、
と思えるくらいおもしろくて、
考えさせられる作品です。
 
新たな旅が始まる第4巻以降も楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2017年9月26日
読了日 : 2017年9月21日
本棚登録日 : 2017年9月26日

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