ゲド戦記初期3部作の最終章。
アースシーという架空の魔法世界。
魔法の力が衰え、人々は無気力になり、
死の訪れを待っている。
何者の仕業なのか?
ゲドと王子は敵を求めて旅立つ。
3部作の中でも最も重い
『死』をテーマにした本作。
「死んだ人々はみな生きている。
死者は朽ちることなくよみがえり、
永遠に果てることはないだろう。
ただ、そなたは別だ。
詩を拒んだからだ。
そなたは死を失い、
詩を失うことで、
同時に生を手放した。
自分を救おうとして、
たかが自分ひとりを救おうとしてな。」
過去多くの権力者たちが求めてきた『不老不死』。
『世界3大ファンタジー』の1つである
『ゲド戦記』。
もっと若いうちから読んどけばよかった、
と思えるくらいおもしろくて、
考えさせられる作品です。
新たな旅が始まる第4巻以降も楽しみです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年9月26日
- 読了日 : 2017年9月21日
- 本棚登録日 : 2017年9月26日
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