体の入れ替わってしまった総理大臣とその息子が、それをどのように受け止め、対応していくか。父親と息子の今まで知ろうともしなかったお互いの人生の一部を代わって行わなければならなくなり、そのためお互いの持っている以外な一面を知ることになるその過程で出てくる熱い思い、楽しく読ませていただきました。父親は忘れていた政治家としての使命を思い出し、息子もそんな父の昔の思いを知る。お互いの気持ちが近づいたところで物語が大きく動き出します。現実味に欠けるくらいに突飛な物語展開ですが、そのスピード感が面白く、心地よく読ませていただきました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2015年10月30日
- 読了日 : 2015年10月30日
- 本棚登録日 : 2015年9月20日
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