中央公論 2018年 01 月号 [雑誌]

  • 中央公論新社 (2017年12月8日発売)
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感想 : 2
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新年号ということと、天皇陛下の退位の時期が決まったこともあり、この平成を振り返る特集「平成の100人」は、それを通して何があった時代だったのかを興味深く振り返らせていただきました。思っている以上に急激な時代だったのだなと驚きを感じるものもありました。もう一つの特集「あいまいな日本のリベラル」。リベラルと保守、そしてリバタリアン。その成り立ちと意味を仲正昌樹さんの丁寧な説明で整理して勉強できたのはよかったです。こういった一見基本的な言葉の意味を今更に知らないという落とし穴を埋めることができたと、冷や汗を拭きながら感じています。
特別企画「日中知識人座談会」。先だって寄稿された馬立誠さんが参加されていることで興味を持って読みました。中国と日本が近ずくことの必要性を知ることができることと、それを中国側も持っているシグナルが発せられていることの意味も考えていかなければならないと感じました。
小説。西村京太郎さんの小説が最終話に至りましたが、今までのペースからすると急激な展開に感じられてました。もう少し丁寧に種明かしを楽しめたらと残念に思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中央公論
感想投稿日 : 2017年12月27日
読了日 : 2017年12月27日
本棚登録日 : 2017年12月13日

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