だいぶ小説が多くなってきているような気がしながらも(小説は面白いので良いのですが)、今回は引き込まれてしまう内容の論もあり良かったと思います。都議選の結果を受けて、内閣改造も行い、さて次の手はどうするかと世間の眼差しが注がれていることを認識されていることが、様々な方々の話から見えてきます。今までの政治の世界とちょっと空気が変わったこと。それを期待と感じます。「世論調査にみる世代間断絶」50代を界に考えや味方に違いがあることが、データから見え、意外な結果もあり面白かったです。馬立誠の寄稿「人類愛で歴史の恨みを溶かす」は、一筋縄でいかない日中の感情的な問題に対してのアプローチの仕方について重要な視点が書かれていると感じました。こういう考え方をお互いに持って動けば、希望の光も見えてくるのではないかと、読みながら感動してしまいました。

2017年9月16日

読書状況 読み終わった [2017年9月16日]
カテゴリ 中央公論

ちょっとしかきっかけから山口組の方の弁護を行い、そのまま専属のように関わることになり、最終的に弁護士40年人生の大半を山口組顧問弁護士として携わることになった著者。その顧問弁護士としての視点からみた、山口組などの暴力団と日本の警察との、一般的ではない特殊な世界を書かれています。抗争や事件については、その背景についての真実の一面を知ることができます。弁護士なので完全には関われない(関わっていたら今生きていないだろうとも感じます)のですが、親しくされていた関係者の方々からの話やその感情から、その世界の行動原理を知ることができます。
日本では、ヤクザが、外国の似たような集団に比べて、なぜ堂々と表に出てきているのか。それが昨今の暴対法でどのように変わってきているのか。そのあたりの背景は弁護士らしく詳しく書かれていて勉強になります。

2017年9月10日

読書状況 読み終わった [2017年9月10日]
カテゴリ 社会・文化

著者が身近に体験した話(都道328号線問題)を基に、なぜこのような私たちが思っている民主主義と違う状態が起こっているのだろうという、日本のもっと深いところにある問題点について解説されています。私たち自身が関わったことがあるかもしれませんし、なくてもニュースなどで聞いたことがあるかもしれない、行政と住民の食い違いの話。私たちの知らないところで何かが決められてしまっている。それは何故なのかについて、非常に面白く分かり易く書かれています。さらにその問題に対して、これからどう考えて、どう変えて行けば良いのかということについても具体的に書かれています。
ただ、本書を読んで、この問題については簡単にはいかないということが理解出来てしまったことに焦燥感のようなものを感じてしまいました。今の都道328号線がどうなっているか気になりますが、おそらく事態はそんなに変わっていないだろうという諦観も後味として残ります。これが希望を持てるようになるには、全ての人々の不断の努力で、この国の民主主義の仕組を変えて行かなければならない。その使命感を持つことが出来たことは読んで良かった点だと感じています。

2017年9月3日

読書状況 読み終わった [2017年9月3日]
カテゴリ 政治

著者の今までの生き方から、いかに生き抜くために野心が重要だったのかが分かる内容になっています。野心といっても悪い意味ではなく(悪い意味も隠さず書かれていますが)、それと付き合ってきた著者だからこその野心を、それを持つことの意義をおすすめされています。向上心ともいうのでしょうか。現代の若者から失われてしまったものがここにはあるように感じます。
野心を持たずに上には行くことができないということが主として書かれています。また野心を持つために必要なことも、それは妄想する力であり、それを持つために本を読むという方法が、著者としてはあったということ。読んで勉強になるところが多くあるのではないかと感じました。

2017年8月28日

読書状況 読み終わった [2017年8月28日]
カテゴリ エッセイ

これからの日本の行く末について、年表の形式にて丁寧に、何が起こるのかについて書かれています。少なくとも少子高齢化は進展するし、それは思っている以上に深刻なことなのだと警鐘を鳴らされています。前半でこの後数年から私たちの子供のあたりまで、日本から人がいなくなることで何が起こるのか、そのために何が問題になるのかをリアルに描かれています。危機感を持った状態で、ではどうするかの提案を後半で示されています。個人個人での心構えでどうにかできる話ではなく、日本全体として変えていかなければならないということがわかります。この未来に立ち向かう人々の波が起こること。そのきっかけになりうる本書だと感じました。

2017年8月27日

読書状況 読み終わった [2017年8月27日]
カテゴリ 社会・文化

特集として自民党と安倍首相をめぐる様々な話題について、いろんな視点からの話を読めたことは面白かったです。日銀の黒田総裁の緩和政策の話も含め、政治の舞台に変化が訪れようとしていることを感じました。
終戦を振返る特集。表舞台の方々以外の、その時代を生きた人々がいたということ。それも重要な役割を果たされていたこと。当たり前のことを思わされました。
芥川賞の発表「影裏」。純文学ということで出だしは読みにくさを感じていましたが、どんどん話に引き込まれて面白かったです。

2017年8月24日

読書状況 読み終わった [2017年8月24日]
カテゴリ 文藝春秋

海外では、日本のことをどう見ているのか。ハーバード大学の著名な教授方へのインタビューをはじめとし、世界の日本専門家の方々の意見から見えてくるものがありました。冷静に主観を除いて、日本はどうしなければならないのかと考えさせられるきっかけとなりました。東京都議選で敗北した自民党の方々の総括対談も、自民党と民主党が変わる節目と思える時期ですので、興味深く読ませていただきました。
北方領土の共同開発についての論文が個人的には一番面白く読ませていただきました。
ちょっと小説が増えてきているのではないかと気になっています。

2017年8月19日

読書状況 読み終わった [2017年8月19日]
カテゴリ 中央公論

5日間だけの夏休みを取ることができた著者が、それを利用してキューバに行く旅行記です。5日で南米に行くということができるのかと、どんな行程か気になって読みはじめました。遠くの観光名所には行けないのですが、街中には革命の跡があり、結構楽しく回ることができるのだなと、一緒に旅行に行っているように楽しむことができました。著者の考え方に共感できるところが多かったのも理由かもしれません。資本主義社会の金を稼ぐ人間が偉いという考えに違和感を感じるも、それを肯定的に受け入れることを、著者と一緒に学ぶことができたのかと思っています。こういった旅行もしてみたいと思いました。

2017年8月6日

読書状況 読み終わった [2017年8月6日]
カテゴリ エッセイ

森長官を始め、金融庁にて始まった改革の2本目。私たちのより身近であり重要な資産形成についての話です。金融機関等の、国民の資産に対する施策への改革についての話です。投資商品の現状を、日本と海外それぞれの違いに注目して述べられており、この世界に疎い私でもよく理解することができました。そしてそれに対して金融庁がどのように動いているのか、金融機関のそれに対する対応。そして私たちはどうしなければならないのか。リスクの分散の重要さなど考えさせられる内容でした。
銀行に預けているだけでは、将来に必要な資産には到底届かない。多少でもリスクをとって増やす計画を立てる必要があるということ。そのための商品の選び方などに関しても勉強になりました。

2017年8月18日

読書状況 読み終わった [2017年8月18日]
カテゴリ 経済

守り人シリーズ番外編です。本編に登場する人物の若かりしとき、そのレジェンドとなる物語が書かれています。本編を読んでからしばらく経っていたのですが、読みはじめるとあっという間にこの世界がありありと戻ってきて、引き込まれました。この世界観の作り込み方、文字に出ていない部分の奥深さに改めてすごいと思わされました。2人の登場人物の物語ですが、著者があとがきで書かれているように、お互いの物語が補完し合って、一冊の本としてバランスされています。それぞれの2人が、これから大人になって、大きな物語で関わることになるということが、自然と納得できます。同じバックグラウンドを持った共通性というものを感じることが出来るからかとも感じています。

2017年8月10日

読書状況 読み終わった [2017年8月10日]
カテゴリ 小説

昆虫学者としてのキャリアをどのようにして立てていくのか、悩み、ぶつかり、体当たりをしながらの、リアルな物語です。著者のバッタにかける研究熱と、それを支える周囲の人々との暖かい関係が素晴らしく、久しぶりに面白くてすごい人の本を読んだと思いました。また著者はキャリアはこれからの人で、それゆえの確かさに対する悩みが、いろんなものに挑戦しなければならない現代の若者に響いてくると感じました。頑張るということが、どれほど大変ですごいことなのか、それを肌で感じることができます。
バッタを研究したいけれど日本で職がなく、なんとか結果を出したくてアフリカに行く。その行動力がいろんな人を引き込んで、多くの人に認められていくのだということが分かりました。自分がまだまだ甘ちゃんだと思い知らされた一冊でした。

2017年8月4日

読書状況 読み終わった [2017年8月4日]
カテゴリ 伝記・自伝

私たちの寿命についての認識が変わりつつあり、今後は100才まで生きることが当たり前になる時代が、もうすぐそこまできています。そこでは今ままでの、生まれてから働いて引退してといった人生設計が成り立たなくなります。もっと長い間生きないといけないということは、もっと長く働かないといけないということでもあり、引退後が長くなり、そのための貯蓄も多くしなければならなくなるということです。そのためにどうするか。本書ではその未来の人生(しかし私たちが直面するものです)を、どのように設計するのかについて書かれています。具体的に個人としてイメージしやすいように書かれていますので、そのリアルさが伝わってきます。長く働くために、引退後の認識を変えるためにどうするのか。様々な示唆に富んだ内容で、キャリアを設計するうえで必読だと思います。

2017年7月31日

読書状況 読み終わった [2017年7月31日]
カテゴリ 自分のため

格闘ゲームの世界で初めてのプロゲーマーとなった著者が、自身の歴史と、その時々での苦しみをどのようにして乗り越えていったのかについて、自分を成長させるということはどういうことなのかについて書かれています。ゲームをやらない人でも理解出来ますし、重要な示唆を得ることがたくさんある内容だと思います。成功者の本を読むと、分かるんですが出来ない、自分とは違う世界の人間に見えてしまうことが多いのですが。本書の著者は、どのようにして乗り越えたのか、そのために自信をどうやって身に付けていったのかを書かれることで、誰でも当たる壁を乗り越えるために必要な努力の身に付け方を教えてくれます。ゲームという認められにくい世界で苦しんでこられた著者だからこそ書ける内容だと思います。
終わってみれば、勝ち続けるために必要な要素は何だったのかが、著者も振返って書かれています。そしてその経験を基に今の日々の生活を確信を持って続けられています。そこへ至るまでの苦しみ、このままで良いのかという不安、それは絶対に避けられない、自分の努力で乗り越えなければならないものだということも教えられました。

2017年7月23日

読書状況 読み終わった [2017年7月23日]
カテゴリ 自分のため

足利高氏による政略か戦略か、どちらにせよ今後を占うかのような結婚による一歩が一つのテーマ。そこに絡まるように冷静さと異質の過去の女(タイトルの婆娑羅の)が、真意の読めない男によって当てられます。男と女に政治が絡まり、今後への期待感によって面白く読めました。一つの時代がゆっくりと変化していこうとする空気感を感じることができます。もう一つのテーマとしての、今の世に対する、様々な人々の動きが書かれていて、激動の時代前夜といった感じがそこかしこに現れていて、深刻な気持ちになりながら読ませていただきました。

2017年8月7日

読書状況 読み終わった [2017年8月7日]
カテゴリ 小説

前号で大きな反響を呼んだ前川前次官に対する、メディアからの当初の報道に対して、その問題点と次官としての失敗について、特集の最初に書かれていた「読売の前川報道を批判する」はなるほどと面白く読ませていただきました。
「男たちが見た小池百合子という女」、これもまた影響が出るのではないかと思うような内容でした。しかし、いろんなことがピタリと当てはまるような内容で、小池さんに対して良いイメージしか持っていなかった分、ドキリとさせられました。
特集として多くの紙面を割かれていた認知症について。自身の問題として気になるところではあったのですが、意外と若い時から発症する例もあるとのことが不安を感じさせられました。能力や努力といったもの以外にも、自分の行き方について考えさせられる内容でした。

2017年7月22日

読書状況 読み終わった [2017年7月22日]
カテゴリ 文藝春秋

特集「日本語は生き残るか」。英語一強時代において、学校での英語教育の重要さが世間では言われていますが、それに反する意見もあります。翻訳装置の発展によりその必要性がなくなる可能性もあります。将来に向けて、日本人として何に視点を置くべきなのか。そのための示唆を得ることができる内容でした。他、民進党に視点をおいた特集があり、今この過去を整理することができたのもよかったです。
小説が先月から新しい連載がスタートしており。その意味で新しい気持ちで読むことができています。

2017年7月15日

読書状況 読み終わった [2017年7月15日]
カテゴリ 中央公論

太平記を舞台にした物語。主人公は若き日の足利高氏です。その彼が、勉強のために隠れて京へ来て、それが後日大騒動となって、その途中で自身の道に密かに目覚めるも、それをひっそりと隠しながらまで。一人の若者の立上りを感じさせる感動する内容になっています。執権北条家の問題も、後年の小説手法の習いになったのではないかと思わせられるような正統な書き方で、それだけ読みやすかったです。
この一人の若者から出発し、どのようにして壮大な物語が紡がれるのか。楽しみに感じながら読み終えました。

2017年7月9日

読書状況 読み終わった [2017年7月9日]
カテゴリ 小説

江戸っ子の無鉄砲が、とりあえずで教師になり、四国に赴任、そこでの騒動の物語。さすがというか、今の小説にはない面白さと爽快感がありました。世の中の嫌なところを切って捨てるような言い回しや、立ち回りは、嫌味なところがなく気持ち良いものです。また主人公の人情基準の行動も好感が持てます。こんな知り合いがいたら面白いだろうなと思いました(良く知る知り合いだと困りますが)。
登場人物の発言も、面白く。特に、額面では良いように持ち上げる風でいて、その実嫌味たっぷりなのがよく分かる演説などは、ちょっと簡単には書けるものでは無いなと思います。

2017年6月30日

読書状況 読み終わった [2017年6月30日]
カテゴリ 小説

自分の考えを人に伝える方法について書かれています。言いたいことや思いはあるのだが、それをうまく言えない、人に伝えられないといった悩みは多くの人が持っている現代病なのかもしれません。本書では、その原因の説明から何をしなければいけないかまで、著者が心がけて行なっていることを中心に紹介されています。そしてそれができるとどうなっていくのか。それを通して言葉を武器にしていく方法が綴られています。
人に伝える技術も確かに必要です。しかしそれより重要なのは、伝える思いが何なのかを、きちんと深めて考えること。書き出す前にするべきことがあるのです。そのことを3つの章のうち2つを使って書かれています。それだけそれが重要ということ。
言葉で伝えることについて書かれているだけあって、非常に分かりやすく、著者の想いも伝わってきました。感動しないと人は動かないのだということ、そのために言葉をどのように伝えるかにこだわる必要があることを痛感しました。

2017年9月19日

読書状況 読み終わった [2017年9月19日]
カテゴリ 自分のため

日本の始まりについて書かれた著名な書物の一つである古事記の神代部分を、できるだけ雰囲気を感じれるようにと、他にない試みで作られた本です。どのように作られているかは本書を読んでいただくとして、そのおかげで古事記の面白さに気づかせてくれる内容になっていると思います。断片的に知っている日本の神話を時系列的に把握できたことも大きかったです。もちろん古事記のきちんとした訳本が多数あり、それらを読んでも良いのですが。それにはない(と思う)ほど一気に引き込まれて読んでしまいました。日本の神話を読み物としてというよりも、読み聞かせられているような安心感と好奇心で感じること。さらに古事記を知りたくなる。そういう本です。

2017年9月16日

読書状況 読み終わった [2017年9月16日]
カテゴリ 伝記・自伝

裁判官を退官された著者がその仕事人生をエッセイで振り返られています。裁判官としての自分はこんな人なんですよということが紹介されていて面白く読ませていただきました。また他の裁判官のことについても少し話されていて、この仕事に就く人の日常といったものを知ることができます。仕事とプライベート、新人時代のことなど、今まで特殊な世界だと思っていたところが色々と分かって「へえー」と気楽に楽しめる内容になっています。
裁判官の主とした仕事である判決を出すということについては、現状の問題点含めて考えさせられます。こんなこと考えながら苦労されていたのだなということが分かって、裁判に対する気持ち的な理解を持つことができたとも思います。

2017年9月11日

読書状況 読み終わった [2017年9月11日]
カテゴリ エッセイ

ロシア革命の混乱の中、第一次世界大戦の終結への諸外国と人々の思惑によってシベリアの地に出兵された、その7年間について分かりやすく書かれています。出兵に意味はなかったと言われていて日本も多くを失ったのですが、では誰が出兵させたのか、なぜ幕引きが出来なかったのか。一人の人間が単純に決めたことではない舞台裏を見るにつけ、あれ、と既視感を覚える場面も、読後感にも、あります。何かを始めることは簡単でも、それを収めることの難しさ。今でも共通して見られるのではないでしょうか。とりあえずやって見たらいい、ダメだったらやめたら良い。ということは会社で働いていると当たり前のように聞きますが、それはとても無責任な発言だと気づかされました。現代の会社で働いていると、それは金銭的な損失でしょうが、ひいてはシベリア出兵のように人命にまで発展する可能性があるということ。何よりも責任の所在が曖昧になってしまうということ。重く考えなければならないと思わされました。

2017年8月11日

読書状況 読み終わった [2017年8月11日]
カテゴリ 歴史

倦怠感といいますか、どうしようもなく不調のときがあります。それがなんなのかということは、様々な本があるし、病院に行ってもはっきりしない。気持ちの問題かと自分を責めてしまうということもあると思います。本書ではそんな症状について簡単に推測できる知識を得ることができます。著者の言われる「眠いだるい病」かもしれませんが、それ以外の場合もあります。この症状でしたらということが、ある程度わかれば、専門医に行くこともできると思います。
また、眠いだるい病でしたら、生活のアレルギーに原因があるので、部屋を掃除したりなど環境を改善することで治るなど自分でできることもわかります。

2017年7月26日

読書状況 読み終わった [2017年7月26日]
カテゴリ 生活

飛行機ではなく、その発着する空港について、その面白さを紹介されています。国内外の様々な空港を実際に訪れた著者から見た面白さ、美味しいレストランがあること、展望の良い空港など、温泉のある空港など。別に飛行機に乗らなくても楽しめる場所になっているということが書かれていて、行って見たくなります。また、なぜそのように変化しているのか、そのために努力している人、関係している企業の仕事なども書かれていて、空港ファンへの道を開こうという内容でもあります。今後の空港の発展に興味を持てますし、将来は週末のお出かけに選ばれる場所にもなるという期待も感じられます。

2017年7月25日

読書状況 読み終わった [2017年7月25日]
カテゴリ 社会・文化

金融庁の改革が行われ、地方の金融機関がそれによってどのような影響を受けているのか、それに対応するしない様々な反応といったものに焦点を当てて書かれています。銀行業界に大きな影響を与えた不良債権の問題への対応にのみ特化した現状と、それに問題を感じての金融庁の動きが、主となる3人の人物を語ることで理解することができます。ここでは激震が走っているのだということをリアルに感じることができました。また金融機関のそれぞれの対応の仕方がどのような結末を招くのか、未来はわからないのですが、捨てられる銀行というタイトルの意味が深刻に響いていることを感じます。ニュースで金融機関の関係を読むために必要な基礎知識が書かれていると感じました。

2017年7月14日

読書状況 読み終わった [2017年7月14日]
カテゴリ 政治
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