昭和初期の上流階級の世界を描くシリーズの一冊目。2002年に書かれた作品「虚栄の市」「銀座八丁」「街の灯」3作収録。
女子学習院に通う花村英子は社長令嬢。
本好きで好奇心が強く頭の回転が速い。
華族令嬢にも友達はいるが、それよりはだいぶ気楽な暮らしぶり〜といっても当然のように振袖を着て「ごきげんよう」と挨拶しあい、お供がいなければ外出はままならない。
送り迎えをする運転手に女性の別宮みつ子が雇われ、仲良くなって、小さな事件を解決していきます。
世間を知るクールなベッキーさんがやたらカッコイイ!優雅さ漂う暮らしぶりとちょっと懐かしいような銀座の風景などが楽しい。
2作目を先に読んでピンと来なかったんですが、こっちが先の方が良いですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ(ヒロイン)
- 感想投稿日 : 2009年10月6日
- 読了日 : 2009年10月6日
- 本棚登録日 : 2009年10月6日
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