危険なカリブ海クルーズ (扶桑社ミステリー ヘ 6-1)

  • 扶桑社 (1998年7月1日発売)
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感想 : 2
3

軽く読めるロマンチック・ミステリ。
離婚経験のある大人の女性のロマンスを主に、単発ものを書いている作家さんだそうです。
「セックス・アンド・ザ・シティ」をちょっと連想しましたよ。

エレイン、ジャッキー・パットの3人は、離婚が成立するときに裁判所で知り合い、「3匹のブロンドのねずみ」と称している。
ブロンドといってもタイプは違うが、何かと一緒に旅行したりするようになっていた。
今回は豪華客船でカリブ海クルーズに。

主人公のエレインは、長身でいささか痩せすぎのキャリアウーマン。
子供の頃に父親が家族を捨てて出て行ったために男性不信で、ニューヨーカーには珍しくない?神経症的なところもあった。
荷物が紛れてしまい、船内のブティックで似合わない服を買って間に合わせる羽目に。

ジャッキーは夫と離婚後も一緒に園芸店を経営してきたが、店の規模を大きくしたいと望む元夫と意見が分かれている。
小柄で可愛らしいパットは、仕事人間の夫と別れてからも、復縁を願い続けている。
ジャッキーはいつも次の相手を探しているが、エレインは本気で付き合おうとは思っていなかった。
ところが、このクルーズに参加したところ、素敵な男性サムが隣に座り、生まれて初めてのときめきを?!

電話の混線で、誰かはっきりわからない人物が、船に乗っている男に元妻の殺害を依頼しているのをエレインは聞いてしまう。
近づいてくる男たちを過剰に警戒したり、妙な行動をとるおかしさ。
そうこうするうちに怪我などの事件は起こり~果たして、真相は‥?

面白おかしく描かれ、悪くないです。
ありそうでなさそうな船の旅を楽しめますよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(ヒロイン)
感想投稿日 : 2013年8月30日
読了日 : 2013年8月12日
本棚登録日 : 2013年8月12日

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