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  <title>sanaの本棚</title> 
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  <description>おもにミステリや歴史物、ファンタジー、健康、ダイエット、猫、着物など、最近読んだお薦めの本やお気に入りの映画、面白い物なら何でも。</description> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4101306362"> 
  <title>東京島 (新潮文庫)</title> 
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  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QopL9wvML._SL160_.jpg" /><p>無人島に流れ着いた人々が３０数人。
その中に女性はたった一人だけ…
幸い、天然の食べ物は豊富な島だった。
清子はサバイバルに身を投じて変身、若い男達には望まれ争われる対象となる。

まず隆と清子の夫婦が、那覇から出たクルーザーで難破した。
三ヶ月後に漂着したのは、バイト先のタコ部屋のような苛酷な生活から逃げてきたという若者達２３人だった。
清子は隆の転落死の後に、二度目の結婚をする。
夫が生きているうちから清子を求めた気の荒い若者カスカベが、隆を突き落としたのか、あるいは自殺だったのか…？

それから、中国系の男達１１人。
船の中でもめ事があって降ろされ、捨てられたのだ。
船が来たことに驚喜した日本人は、振り向きもされず、去っていった船に落胆する。
彼らをホンコンと名付け、別々に暮らす。
彼らは日本人よりもずっとたくましく、目つきの悪いリーダーのヤンはいかにも強そうだった。
木を伐りだしてかなりしっかりした家を建て、船まで作り上げる。

日本人達は数人ごとに、ブクロ、ジュク、シブヤなどと名付けた地区に小屋を建てて、住んでいた。
食中毒で死んだ者、いきなり海に入っていった者、森で暮らす者。
村八分にされて、廃棄物らしいドラム缶が転がっているトーカイムラと名付けた浜に住んでいるワタナベもいた。
救出を待ちわびながらも、人々は退屈しのぎに熱を入れ始める。
清子夫婦はある程度は船から物を持ち出せたのでナイフなども持っており、レンタルしてはお礼に食べ物を受け取ったりしていた。
清子に全く相手にされないワタナベは、屈折した憎しみを募らせる。

遭難して５年後、４６歳の清子は、くじ引きで決められた４人目の夫ユタカと暮らし始める。
だんだん自分の立場が弱くなっているのを感じてはいたが、記憶喪失で27、8歳の夫は優しく、よく見るとハンサムで、意外に幸せだった。
しかしホンコン達が作り上げた船で脱出するのに誘われた清子は、とっさに応じる。
だが、しばらく航海した後に船は、一回りして島に戻ってしまう。
拉致されたのだと言いつくろうが、夫を捨てて脱出したと疑いは完全には晴れず、白い目で見られるようになる。
夫は清子に逃げられたショックからか？記憶喪失から回復して、森軍司という既婚者とわかっていた。
わずか２週間の間にリーダーとなり、森さんと呼ばれていた。
清子の立場が弱くなった理由の一つに、男同士の夫婦が出来てきたせいもあった。
清子は妊娠に気づき、島と同化する女神のような感覚を覚え始める。

どう転ぶかわからない展開で、視点を変えていき、飽きさせません。
しかしけっこう感じが悪くて、笑っちゃうほど。
過去に置いてきた便利な日本での生活が途中で挿入されると強烈な違和感があるが、これがまた、まともとも言い難いものだったり。

著者は1951年生まれ。
97年「OUT」で日本推理作家協会賞。
99年「柔らかな頬」で直木賞。
2004年「新潮」に短編「東京島」を発表。
2008年単行本刊行。谷崎潤一郎賞を受賞。</p>]]>
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  <dc:date>2012-02-13T13:35:32+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>国内小説</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4163809406"> 
  <title>００７　白紙委任状</title> 
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  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51sXHPyI5zL._SL160_.jpg" /><p>現代で活躍するジェームズ・ボンドを描いた物。
イアン・フレミング財団からの依頼に応えた作品です。

政府組織「海外開発グループ（ODG）」の表向きはコンサルタント。
実は秘密機関で、MI6も行わない破壊工作などの実行部隊。
軍隊経験の後にこの仕事にスカウトされ、まだ30代前半、長身で見事に均整の取れた外見のジェームズ・ボンド。
2000年代に携帯はもちろんのこと、さまざまな機器を駆使して活動。
上役など幾つかお馴染みの役名は、そのまま使われています。
調査に当たってくれる有能な美女フィリーは理想の女性。婚約を破棄したという噂に…？
車についての蘊蓄や、グルメを楽しむシーンも満載。
テンポ良く、ディーヴァーが喜々として書いているのが伝わります。

国内では世論が厳しくなって法律が出来ていて、活動が制限されているため、白紙委任状というより灰色委任状というのが実態というのが面白い。
敵が国内に逃げ込んだ途端、やりにくくなるという。
組織は複雑になり、やたらと頭文字で表現される。
MI5も6も既に古い時代の組織扱いで、このボンドは違う所に所属しているのです。

イギリス政府通信本部が傍受したメール。
「２０日金曜夜…死傷者は数千に上る見込み」
大量殺人の計画が浮かび上がり、謎の男アイリッシュマンを追ってセルビアに侵入。
グリーンウェイ・インターナショナルという廃棄物処理の会社を経営するセヴェラン・ハイトという人物が浮かび上がる。
ロンドンへ、そしてドバイへ。雲を掴むような断片から次第に犯人グループに迫っていくボンド。
上司にも隠しての単独行動が多いのは性格？
急遽、海外に飛ぶために個人的なコネも活用。
同業者からスパイされたり、無防備に見える行動だったりも、二転三転していき…
これまでには犯罪歴のない業者の異様な方向性とは。

南アフリカ共和国では、美貌の警部ベッカ・ジョルダーンも登場。
白人男性に対する警戒心が強くてボンドに反発、また警察の性質上、事件が起こらないうちに踏み込むことは出来ないなど、色々な対立もある。
日本の小型車を用意したと巡査長に言われ、期待しないで行くとそれはジョークで、ファミリー向けの車ではなく、メタリック・ブルーのスバル・インプレッサだったとか。

今の時代にスパイって…？
というのも、2000年代らしい設定になっています。
ボンドの私生活や生い立ちなども色々書き込まれています。
美女も次々に登場して、色っぽさを振りまき、さてこの中の誰かと…？
期待させますが、ボンドもあれこれ気をつかうあたりも今風？
2011年発表で、その年の内に翻訳刊行。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-11T12:54:01+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒーロー）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4087714039"> 
  <title>オーダーメイド殺人クラブ</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4087714039</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ILBwnz8ML._SL160_.jpg" /><p>中二の四月、小林アンは、友達の芹香と倖に無視されるようになった。
こういうのは突然始まり、また不意に終わるもの。
いぜんには芹香と二人で倖を無視したこともある。
そうは思いつつも、息苦しく、間が悪い。
部活も同じバスケ部なのだ。
気弱な倖からは、こっそり電話が入ってきたりする。
芹香は気が強い女の子で、同じクラスで野球部の津島とつきあい始めたばかり。
彼氏や担任を巡っても、いざこざが続く。
アンが一時つきあっていた河瀬。
副担任でデブの佐方はアンを気に入っているらしく、その発言がこじれる。
音楽の先生で男子には人気のあるサクちゃんこと櫻田美代に、女子は反発し…？
中学ならいかにもありそうな…

母親が「赤毛のアン」の大ファンなために、アンという名を付けられた。ダサイと思ってもどうしようもない。
美人なのに「他にプロポーズしてくれる人がいなかったから」という頼りない理由で結婚した母。
母の選ぶ服が趣味に合わなくなってきていた。
アンは暗い物に惹かれる少女で、猟奇殺人事件の新聞記事を切り抜いたり、本屋の奥にある人形の写真集「臨床少女」を何度も見に行ったりしていた。
周りに理解者がいない分だけ余計に密かに傾斜して行きつつある。

ある日、去年のコンクールで入選した絵が、掛けられているのに見とれる。
タイトルは「魔界の晩餐」
描いたのは美術部の徳川勝利。クラスで「昆虫系」とあだ名していたオタク系男子の一人。単に地味なのではなく変わっている子達。
徳川先生の息子で、ショーグンJr.というあだ名もあった。ひょろっとした男子。
その徳川が河原で血のにじんでいる袋を持っている所を見かけ、少年Aのような危険な匂いを感じる。
アンを「リア充（リアル充実）」「彼氏いるヤツはみんなビッチ」とばかにしながらも澁澤達彦の本をアンに持ってくる徳川。
「私を殺してくれない？」と持ちかけたら、「いいの？」と…
どんなふうに殺されたいか相談するようになる。
すぐ忘れ去られるような事件ではない物にしようと。
「これは、悲劇の記憶である」とノートに書いて…

思春期の動揺や憤懣が痛々しいほど鮮烈。
しかし、この書き方でこのままって事はないよね～ではどうなるの？とハラハラ。
2009年～小説すばる連載。
2011年5月単行本発行。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-11T13:03:05+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>国内小説</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4150018480"> 
  <title>特捜部Ｑ　―檻の中の女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ　1848)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4150018480</link> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51rWqZ5FpmL._SL160_.jpg" /><p>デンマークのミステリ。
北欧の巨匠、初登場！
警察で新たに作られた特捜部Qという閑職に追いやられた刑事だが…？
テンポ良く展開し、明晰さが感じられます。

カール・マークは、コペンハーゲン警察の警部補。
有能だが元々おそらく協調性は少ない性格。
怪我での休養から復帰して以来、さらに怒りっぽくなって周りに迷惑がられていた。
死体発見現場に乗り込んだときに部下２人と共に銃撃を受けて、一人は死亡、一人は重症でいまだ入院中。
信頼できる部下を失ったのだ。
妻は家を出て行き、愛人をとっかえひっかえしつつ暮らしている。義理の息子だけが家に戻ってきたが、大音量で音楽をかけ、小遣いをせびるだけ。
部屋を貸しているモーデンが料理上手なのが救い。

迷宮入りの事件を再捜査する特捜部を作るという政治的な要請が持ち上がる。
特捜部を名目に殺人捜査課の予算を取ろうという上役の画策で、カール・マークにあてがわれた部屋は、地下にある殺伐とした部屋。
最初はやる気がなかったのが、成り行きでしだいに熱意を取り戻していく。
ただ一人の部下アサドは雑用係に雇われた民間人で、しかもシリア人のイスラム教徒。
整理も配線も得意で、書類も読めるが、デンマーク語の冗談は通じない。
どんどん雑用を片づけてしまう彼に、次の仕事を待たれるのが面白い。

一方、美貌の政治家が５年前に行方不明になっていた。
民主党副党首にまでなっていたミレーデ・ルンゴー。
船から落ちたときに弟と一緒で、最初は突き落とされたとして捜査されたが、弟ウフェは幼い頃の事故で障害を負っているものの、穏やかな性格。
自殺か事故で片付いているが、死体は発見されていない。
本人の性格は、誰もが自殺するようなタイプではないという…
捜査の不備に気づいたカールは、次第に真相に迫っていく。

監禁されている女性の絶望的な状況が挿入されていて、怖い。
密室の壁の向こうにいる誘拐犯に、理由を思い出せと罵られるのだが。
助けは間に合うのか…？
有能な刑事に期待、大！

2007年の作品。
デンマークでは大規模な組織改革が行われた年だそう。
作者は1950年、コペンハーゲン生まれ。父親は精神科医。97年から作家活動。
特捜部Qの第三作で、北欧５ヵ国最高峰の「ガラスの鍵賞」を受賞。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-03T14:11:01+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒーロー）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4062767783"> 
  <title>輝く夜 (講談社文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4062767783</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51rudgn7zyL._SL160_.jpg" /><p>好感の持てる短編集。
一生懸命頑張って、ちょっと疲れている女性に、きっと良いこともやってくる！
８月半ばに初読。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-12T16:15:20+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>国内小説</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4766121937"> 
  <title>Dolly*Dolly Vol.24 私がジャパニーズ・ビューティー！ (お人形MOOK)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4766121937</link> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SQLYW-r5L._SL160_.jpg" /><p>お正月気分で、お人形も、着物はじめ？
着物を着たお人形の写真は美しいですよ。
60、40、27、22、20cmの各サイズのドールの着物が作れるようになっています。
作り方もまとまっていて、記事ごとに型紙があり、出来そうな気分になってきます。
巻末に60,40の実物大型紙、27の身頃も。
布地は縦長に要るタイプだけど、確かにこの方が縫いやすいかもね。
最近発売のドールや展覧会の情報も、鮮明な写真で載っていて、綺麗です。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2010-12-30T00:05:56+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ドール</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4087606031"> 
  <title>裏切りの峡谷 (集英社文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4087606031</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ezpJ73M2L._SL160_.jpg" /><p>違う出版社から出ていますが「チャイナ・レイク」に続くシリーズ２作目。
ヒロインのエヴァン・ディレイニーは弁護士資格を持つ新進SF作家。
前作で預かっていた兄の幼い息子は兄の元へ戻ったので、ちょっと寂しいところ。
恋人ジェシーとの結婚準備に忙しいが、勝ち気でボーイッシュなエヴァンにはドレス選びなどあまり柄ではない。
従姉妹のテイラーが夫の赴任で近くに住むことになり、派手で強引な従姉妹のやり口に悩まされることに。

ジェシーは３年前に車でひき逃げされて重傷を負い、車椅子の身。そのときに親友アイザックを失っていた。
ひき逃げして国外逃亡した犯人フランクリン・ブランドが何故か舞い戻ってきた！
仕事で出かけた企業の仮装パーティ会場近くで、二人は目撃する。
ブランドは確かにその企業「マコ/テクノロジー」の元部長だったが、今頃何故？

親友の兄アダムは激昂。
ジェシーとアダムはアイザックと３人で水泳選手のチームだったのだ。
ブランドは逮捕されるが、難なく保釈金を積んで保釈される。
妙な動きを見せるブランドをエヴァン達は協力して尾行、州外に逃亡しないように見張ることに。
裏社会の人間まで関わっている様子で、エヴァン達は警察には邪魔者扱いされ、FBIも事情調査に押しかけてくる。
何か事情が…？

FBIに付きまとわれるジェシーには、何か秘密があるらしい。
それに絡んで過去の恋愛を知ったエヴァンは嫉妬を抑えきれず、緊張の最中に思いがけない溝が出来てしまう。
あれほど愛し合っている二人だったのに…
さて？

１作目ほど無茶派手ではないけれど、ドラマチックな読み応え。
鮮やかな描きっぷりで、思いがけない展開にも納得がいきます。
スティーヴン・キング激賞だけのことはある？
俗物な従姉妹の催したブライダルシャワーに困惑したり、のんきな受付嬢がその仕事を手伝うことになるなど、ちょっとした面白みも。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-02T18:32:08+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒロイン）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4062881004"> 
  <title>ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4062881004</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41E%2Bw8IxIQL._SL160_.jpg" /><p>面白いです。
こんな風に整理できるとは。
売れている新書のリストから、興味を持てそうな物を選びました。

近代に、西洋の文明や価値観が世界に広まっていった。
民主主義も、市場経済も、科学技術も、すべての根底に実はキリスト教的な発想があり、これが日本人にはどこか理解しがたい面がある。
それはなぜかを説き明かしていく内容。
対談形式で、素朴な疑問から入っているので、とっつきやすい。
あちらでは誰もが知っている聖書の内容に、少し詳しくなれます。
わざと居酒屋談義調にしている所もあるようだけど。

一神教と、儒教や仏教との違い。
一神教では、神は絶対的な存在で、人間とは別次元。
不幸や災いは神の試しで、好きなように出来る。
すべてを作った存在だから、自然は神の物。
科学はそれを人間が理解しようとするもの。
奇跡は、自然の法則を作り出した神だから、その法則を越えることも出来るということ。

キリスト教もユダヤ教もイスラム教も、同じ神を信仰している。
ただ、ユダヤ教は律法を中心に発展した。
イスラム教は、キリストをムハンマドよりも格の低い預言者の一人として扱っている。

キリスト教はユダヤ教の一部として始まり、現在も旧約聖書を内包している。
イエスはキリスト教を始めようとしたわけではなかっただろう。実在のイエス・キリストはマトリョーシカの一番内側の人形のような物では、と。

パウロはギリシャ語で手紙を書き、それが聖書の元になっている。
東方のギリシャ正教はそのままギリシャ語の聖書を使った。
ローマ帝国がキリスト教を国教としたため、カトリックはラテン語の聖書を使った。
民衆はラテン語は読めないか、そもそも字を読めなかったので、教会がなくてはキリスト教について知ることが出来なかった。
偶像崇拝も禁止していたが、字が読めない人々に理解させるには像や絵が必要で、教会内の装飾や宗教芸術が発展していくことに。
偶像崇拝とは、元々は土俗的な小さな神々を崇拝することを意味していた。

さまざまな手続きが増えて教会が利権を独占していったのを、批判したのがプロテスタント。
聖書を各国語に翻訳して、一人一人が読めるようにした。個人の信仰を大事にして、教会はシンプルに。

日本人にとって理解しがたいのは、ユダヤ教が発展した環境が日本人とは全く違うから。
ユダヤ人は敵に囲まれた環境で、侵略されて故郷を追われた所から、よりどころとしての宗教を進化させた。

マルクス主義は「宗教は阿片だ」と批判したため、宗教とは正反対のように思われているが、じつは構造がキリスト教とそっくり。
ソ連では、宗教を弾圧した代わりに共産主義が入った。
今は中国でキリスト教が広まりつつある。

日本人にとって神さまは先祖、身内、友達のようなもので、だから沢山いて良い。
物にも何かが宿るという感覚があり、これはアニミズムの影響。
物造りに熱中し、賛美するのは日本人が一番。
イスラム国では製造業があまり発展しないのは、偶像崇拝を禁じているからではないかというのも面白い。

イスラム圏は中世まではキリスト教圏をリードしていた。
クルアーン（コーラン）があまりに詳しく生活の仕方なども定めているため、進歩が行き詰まった？
キリスト教圏では、法律は人間が具体的に変えていくものという感覚で、柔軟性が強かった、など。

テーマが大きく、歴史も長いので、おおざっぱな話になっている面もある。
ここで力を入れなくてもと思うようなところで、力説していたり。
日本人の宗教観も一つではないしねえ…
ある角度から見るとこうなる、という限定付きかも。</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-02-08T00:08:06+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>評論・エッセイ</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/456967688X"> 
  <title>探偵稼業は運しだい (PHP文芸文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/456967688X</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RKr-EVJIL._SL160_.jpg" /><p>解雇されて私立探偵になったジョー・シックススミス。
口うるさい伯母に厳しく育てられて、いまだに独身。
ベリルという恋人はいるのだが、看護師できびきびとして実際的な彼女は、ジョーを手厳しくやりこめ、そうそう思うとおりにはなってくれない。
人のいい探偵が思いがけない依頼を受けて、右往左往するうちに…

ある日、依頼に来たのは、YFG（若き金髪の神）とジョーがとっさに思った青年。
クリスチャン・ポーフィリはお金持ちの御曹司。30になるやならずで、輝かしい金髪で、品があり、人が良さそう。
ロイヤル・フー・ゴルフ・クラブで起きた事件を捜査して欲しいという。
真っ正直な彼が試合で不正をしたという疑いで審議にかけられるという妙なことになっているのだった。
お金持ち階級のお遊びかと思いきや、そこには…？

まったく場違いなゴルフ・クラブでからかわれたりしながら、少しずつ話を聞いて回るジョー。
さらに好条件の仕事が街の実力者から舞い込むが、ジョーを遠ざけようという陰謀かも知れない？
顔なじみの警視や、やり手の女性弁護士ブッチャー、親友のタクシー運転手、自動車修理工場の秘書で色っぽいエロイーズといった面々が活躍。
ジョーはチビでややデブで毛が薄くなりかかっているという黒人のさえない中年男だが、なぜか運に恵まれて、ヒントが目の前に現れ、何とかなるという。
人脈は、彼の人柄のたまものでしょうね。

ダルジール警視シリーズとは全く趣を異にしていて、書き込みもゆるく、のんびりしたムード。
全体を読み終わると、どこか共通した物も感じますね。
人物像のポイントや～意外にモテる所とか？</p>]]>
  </description> 
  <dc:date>2012-01-21T22:50:21+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒーロー）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/416328950X"> 
  <title>ツリーハウス</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/416328950X</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XPYrzr03L._SL160_.jpg" /><p>新宿にある中華料理店・翡翠飯店で暮らす一家３代の話。

のどかなある日、藤代家の孫の良嗣は、奥の部屋で療養していた祖父が息をしていないことに気づく。
あちこちに散らばっている家族を呼び集め、葬儀を行うことに。
同じ日に、新宿ではバスジャック事件も起きていた。
良嗣は祖父の泰造のことを何も知らないと改めて感じる。
一家には、昔から家でゴロゴロしている叔父の太二郎がいて、子供の頃はどこもそういうものなのだと思っていた。
良嗣自身、仕事に違和感を覚えて辞めてもう３年。バイトはしているし、すぐに就職するつもりで無職とは思っていないのだが、自分の家族は変わっていると気づく。
兄の基樹と姉の早苗は家を出ているが、何をしているか良くわからないまま。
通夜の直前に現れた早苗は妊娠していて、後で結婚相手を連れて来て、店を改装しようと言い出す。

祖父亡き後は店にも出なくなった祖母のヤエ。
祖母はふと子供のような声で「帰りたいよう」とつぶやく。
良嗣は祖父母が満州で出会ったと知り、一緒に中国旅行をすることを思い立つ。
孫にはほとんど語らないが少しずつ思い出しているヤエの回想を交えながら進む旅の話。
祖父の泰造は開拓団を逃げ出したため、ルーツも断たれている身。
親切な人々に助けられていたのだが。
流されるままと言うか逃げるだけのような生き方。
ヤエはただ、新しい所に行ってみたいという気持ちだけで大陸に渡ったのだ。
無惨な大陸引き揚げと収容所…
ヤエの故郷に戻っても居場所が無く、東京の焼け跡の誰の物だったかもわからない土地にバラックを建て、夫婦で店を始めたのだった。
子供達にそういう話はしないまま、好景気になる世の中を見ながら、とにかく働き続ける。

ヤエは６人の子供に恵まれるが、それぞれ時代の渦に巻き込まれる。
慎之輔は漫画家を目指すがうまくいかず、やがて実家を継ぐ。
太二郎は頭が良かったのだが、あることがあって…
今日子はサラリーマンと結婚して、普通の家庭を築こうとするが…
性格が良かった基三郎は、反戦運動に身を投じ…

ある一家の昭和史を描いた力作。
非常に有為転変のあるドラマチックともいえる人生です。
戦争当時としては、そう極端ではないのかも。
（うちは近い親戚では引き揚げなどでここまで苦労をした人はいないけど…似た話は聞いてます）
人間に耐えられる限界かも知れない…影響なしでは済まないでしょう。
経験も思いも語ることなく逝った祖父。
子供達に「逃げることだけしか教えられなかった」と語るヤエ。
それでも店を守り通した泰造。
翡翠飯店は、家族が逃げ戻ってくることの出来る場所、よりどころになっていたと思えますけどね。

良嗣は叔父を元祖引きこもりと思ったり。
戦争当時を知る祖父母からはとんでもなく恵まれていると思う世代の生活。
とはいえ、高度成長期を知る親の世代からすれば、全然頑張っていないかもとも思う。
でもまあ別にそれでいいんじゃないか…というのは実感？

淡々と否定的な感情を書かれることが多い。
リアルだけど、読むには時々しんどくなります。
そんなもの、なのか？どうか…
大事な所を際だたせるためでもあるのかな。
少しだけど理解が深まったり、家族がスタートしていくのですね。
2008～9年連載、2010年10月単行本発行。</p>]]>
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  <dc:date>2012-02-04T14:14:06+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>国内小説</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4488223036"> 
  <title>おやすみなさい、ホームズさん 上  (アイリーン・アドラーの冒険) (創元推理文庫)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4488223036</link> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/613zXTW-jWL._SL160_.jpg" /><p>ホームズのパスティーシュの一種というか。
スピンオフ。

アイリーン・アドラーは生きている？
ホームズが尊敬するただ一人の女性。
アイリーンの実像は？

ある女性が、若い頃のアイリーンに出会って、行動を共にするという話。
ホームズとワトソンの会話のシーンと交互に展開。

ペネロペ（ネル）・ハクスリーは牧師の娘。
父亡き後生活に困り、ロンドンをさまよっている所をアイリーンに助けられる。
アイリーンは売り出し中のオペラ歌手。
大胆な性格で、収入を補うために、探偵のような仕事も引き受けていた。
ティファニー社の社長の依頼で、行方不明の宝石を追うことになる。
真面目なネルは時に戸惑いながらも、互いに助け合う。
タイプライターが出来たばかりという時代。
ネルはタイピストとして仕事をするようになる。
アイリーンの調査に絡んで知っていた弁護士の仕事をして、次第に認め合う。

ボヘミアに行ったアイリーンからすぐ来てくれという手紙が来て、ボヘミアに渡る。
国民劇場のプリマドンナとして活躍していたアイリーン。
王子に求愛されていたが結婚でなければ応じないつもり。
小さな国だが、王位継承者との結婚は難しかった。
愛人になるよう求められて国を脱出し…

作者はアイリーン・アドラーがすごく好きで、決して身を売っていたわけでも王子を脅迫したわけでもないと、その名誉回復をしたいという意図も見えますね。
かなり大胆できわどいこともやってのける女性ではあるんだけど。</p>]]>
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  <dc:date>2012-01-18T13:27:43+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒロイン）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4062726718"> 
  <title>1食100円「病気にならない」食事 (講談社プラスアルファ新書)</title> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/416Jy8SOsTL._SL160_.jpg" /><p>和食のほうが値段が安く済み、栄養はちゃんとあって、メニューもシンプルで作るのが楽だという。
洋食や中華は油が多く、カロリーが高くなりがち。
確かに…
え、これでいいの？と気が楽になる面も。
献立地獄から解放されたという反応があってもおかしくないです。
日本人色んなものを食べようと、あれこれ頑張り過ぎかも。
和風のお総菜を一つ二つ多めに買っておくようになりました。
これがあれば、後は少し足せば…と思えて安心。

難点は二つ。
うちの近所では、100円ではここまで調達できない。なぜ？
それと～自分が、これだけでは…満足できない。
まあ適当にやればいいんですけどね。</p>]]>
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  <dc:date>2012-01-29T15:55:19+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>家事・料理</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4150753725"> 
  <title>ウィンター・ビート (ハヤカワ・ミステリ文庫)))</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4150753725</link> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51YfAZvOG%2BL._SL160_.jpg" /><p>新作。
快調です！
もうじき50歳になろうという女探偵のヴィク。
同じアパートに住む恋人ジェイクとは上手くいっているが…

前作で登場した年若い従妹のペトラが、シカゴに居着いて働き始め、ヴィクに心配を掛けることに。
父親の金は受け取らないと言い張っているのだが、高給の取れる夜のクラブで働く仕事なので、ヴィクもコントレーラス老人も反対している。
クラブ・ガウジでは、前衛的なショーが人気。
ボディ・アーティストを名乗る女性のイベントが行われ、客寄せになっていた。
ヌードの全身に絵の具を塗りたくった姿で登場し、客にも参加して絵を描かせるのだ。
ところが、妙な反応をする客もいて…
店の外で何かが置き、様子を見に行ったヴィクの腕の中で、客の女性が息絶えることに。

怒った様子を見せていた男チャドが逮捕されるが、アフガン帰還兵とわかる。
ヴィクは、チャドの父親に調査を依頼される。
亡くなった女性ナディアには、複雑な事情があった。
ボディ・アーティストの身元はわからず、姿を消す。
ボディ・アーティストとは何者なのか？
クラブのオーナー、オリンピアの行動も妖しげ。
絶望的な状況のチャドを助けようと、戦友が動くのは感動的。
頼りになる若者と知り合えたかも？

作者は1947年アイオワ生まれ。カンザス育ち。
1982年、シリーズ１作目を発表。
2002年CWAのダイヤモンド・ダガー。2003年、ゴールド・ダガー。2011年MWAのグランドマスター賞。</p>]]>
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  <dc:date>2011-12-25T12:33:30+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>ミステリ（ヒロイン）</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
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<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4334927769"> 
  <title>舟を編む</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4334927769</link> 
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<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/515j5VdhHyL._SL160_.jpg" /><p>辞書の編纂をめぐる人間ドラマ。
別館にある編集室で、わずかな人数で、何年もかかって。
熱意を込めて仕事をする良さが描かれます。
その人の能力がどんな風に生かされるか。
メインはこれと見込んで引き抜かれる編集者。その名も馬締（まじめ）くん…
営業部では浮いていて、お荷物だった彼が…

玄武書房に勤める荒木は辞書編集部員一筋でやってきたが、定年を迎えることに。
３０年以上共に辞書作りをしてきた松本先生と「大渡海」という辞書を作ろうとしていたので、後任を探すと請け合う。
後輩の西岡は調子のいい男で、それなりに役には立つが言語感覚はあまり無いからだ。
辞書作りは気長で細かい作業。執筆者に依頼するだけでなく、偏向を抑え、他の辞書と比較検討もし、紙数やレイアウトに合わせての訂正もしなければならない。
何年も丁寧な仕事を続け、そのうちに時代が変わっていくのにも対応していくのだ。
営業部で２７歳の馬締光也を推薦されて、出会う。
整理したがる性格や言語への興味と執着など、才能を見いだす下りも面白い。

「辞書は、言葉の海を渡る船だ」
もっともふさわしい言葉で、性格に、誰かに届けるために
「海を渡るにふさわしい船を編む」
荒木と松本に託された馬締は？

お気楽な西岡と馬締の迷コンビ。
移動する西岡の内心の思いにぐっと来たり。
馬締の下宿先のタケおばあさんとの気楽な暮らしや、その孫娘で女板前の香具矢との恋。これが不器用でほのぼの。
さらに年月が過ぎて、新しい編集者・岸辺みどりの登場。
製紙会社の宮本と辞書にピッタリの薄くてめくりやすい紙を研究し続けることに。

向いていないようでも何かしら役立つ道はある。
脇役もそれぞれに異なる存在感があり、意外な恋愛模様も。
どことなくおかしみがあり、とぼけた雰囲気が漂います。
所々ぷっと吹き出してしまう細部の書き込みに注意。
思い出しても、にまにま。
元気が出ますよ～さすが、しをんちゃん☆</p>]]>
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  <dc:date>2012-01-26T12:51:43+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>国内小説</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
</item> 
<item rdf:about="http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4396111908"> 
  <title>発達障害に気づかない大人たち (祥伝社新書 190)</title> 
  <link>http://booklog.jp/users/k-hapycat/archives/4396111908</link> 
  <description>
<![CDATA[
<img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/41ul11mmItL._SL160_.jpg" /><p>多動性障害などは、かなり知られてきていますが、もっとわかりにくいケースが気づかれないまま、大人になっている場合も多いとか。
いい大人なのに約束が守れない、空気が読めない、机の上を片づけられない、忘れ物やミスが多い、落ち着きがない、すぐ切れる、など。

障害という言葉で誤解を招きやすいが、知能が低いわけではない。
知能は高い人も多く、むしろ独創性があったりする。
生まれつき悩の一部の発達に何らかの偏りがあるために、幾つかの傾向が生まれ、得手不得手ができる。
本人のやる気がないとか、誠意がないとかいう問題ではないことが大事で、これを周りにも本人も自覚した方が良い。
研究者や芸術家、職人など、向いている仕事をやれば力を発揮できるし、弱点をカバーしてくれる人とコンビを組む方法もある。
困っている場合には、治療法もあるのだから…という話。

発達障害とは、注意欠陥・多動性障害、アスペルガー症候群、学習障害など、すべての総称。
大人になってもそのことに気づかないと、向かない仕事についてうつになったり、周りと仲が悪くなったり、何かの依存症になったりと弊害が起きやすいとか。

傲慢な性格で自己中といったケースまで取り上げられ、あまりに多岐にわたるので、え、不器用な人間ばかりじゃなく、嫌な奴とか悪人って、みんな発達障害…？
いや、悩は普通なのに性格悪い人間もいる？？と混乱してくるけど。

徒然草に出ている高僧の話が、明らかに発達障害だというのは面白かったです。
行動は身勝手で人の言うことはきかず、周りは振り回されるけど～書が巧みで、才能豊かで学識もあり、嫌われることもなかったという高僧なんですよね。
ベートーヴェンやモーツァルト、エジソン、アインシュタインなども発達障害とか…
それはつまり、天才と何とやらという昔から言われている…？
磨かれていない原石も多いとか。

人付き合いが出来ないとか空気を読めないとかいうような、典型的なケースには当てはまらないけど…
人付き合いに困る事ってあまり無い…基本的に人間好き。
でも付き合った後はかなり疲れるので、一人の時間が必要というのはあるんですよね。
片づけられない系で、特に病気したあとはひどくなるので～どこかに参考になることがあるのではないか…と、半ば我が事として、真剣に読みました。

著者は1947年、福島県生まれ。心療内科医、医学博士。児童精神医学などの著作多数。
2010年2月発行。</p>]]>
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  <dc:date>2012-01-09T13:05:15+09:00</dc:date> 
  <dc:subject>評論・エッセイ</dc:subject> 
  <dc:creator>sana</dc:creator> 
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