いつもカヤの外にいると思う人たち

  • 扶桑社 (2000年7月1日発売)
3.56
  • (2)
  • (1)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 5
3

先入観とか個人攻撃に感じてしまうという事例を集めた本。事情が分かって第三者の立場で読んでみると面白い反面、当人たちの右往左往は確かに笑えない事態だなあ、と。
どう考えてしまうのか、この状況が何に似ているのか、を掘り下げるテクニックみたいなものは書いていないので完全に便利とは言えないですけれど、少なくとも「こう解釈しちゃうのね」のパターンくらいは了解できると思います。


本人の立場からいうと、悪い解釈の原因を誰かに見つけ出してもらおうという態度でいるよりはやっぱり、日ごろから自分の解釈の仕方を観察するのがいいかも。「こういう意味ね?」って確認の癖をつけたり、「最悪の結果こうなると思ったけど、いやまて、よく考えたらおかしい。そんなの起きたことない。自分の場合でもこれはないだろう」とか、振り返れればまた一歩違う方に進めるかな、と。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 取説/方向性/哲学
感想投稿日 : 2011年6月4日
読了日 : 2011年6月4日
本棚登録日 : 2011年6月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする