失うこと。私が生きている上で一番怖いことである。関係という目に見えないものも含め失うことというのは単純に1-1=0にはなりえない。心に傷跡が刻まれていく。写真家は写真を撮ることによってキズアトを克明に刻みつけようとしているのだと思った。それは喪失と同時に誕生することにもなる。写真の向こうに哀しみで支えられているであろう強さが伺える。
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随筆
- 感想投稿日 : 2011年3月7日
- 読了日 : 2010年10月18日
- 本棚登録日 : 2010年10月18日
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