ムットーニ・カフェ

著者 :
  • 工作舎 (2000年2月1日発売)
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本棚登録 : 43
感想 : 8
5

作品全体の写真も多く、ムットーニ作品の世界を知るには「不思議人形館」と並び最適な本だろう。
登場してくる自動人形たちは、どこか寂しく孤独なのだが誇り高い。それ故哀切感を漂わせ美しいのである。
荒俣宏曰く「いちばんチープな世界の愛し方」だそうで、そのチープながらも世界を愛する姿勢に崇高さを感じる。また、荒俣は「世俗の聖遺物」とも表していた。それが「誇り」なのかも知れない。

「クリスタル・ランデブー」
「メランコリー・ヴィーナス」
「トップ・オブ・キャバレー」
「クリスタル・キャバレー」
「書斎」
「グロリア・マリアが来たりて」
「透明人間の帰還」
「バニーズ・メモリー」を生で見たい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: art
感想投稿日 : 2011年2月26日
読了日 : 2009年6月5日
本棚登録日 : 2009年6月5日

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