作品全体の写真も多く、ムットーニ作品の世界を知るには「不思議人形館」と並び最適な本だろう。
登場してくる自動人形たちは、どこか寂しく孤独なのだが誇り高い。それ故哀切感を漂わせ美しいのである。
荒俣宏曰く「いちばんチープな世界の愛し方」だそうで、そのチープながらも世界を愛する姿勢に崇高さを感じる。また、荒俣は「世俗の聖遺物」とも表していた。それが「誇り」なのかも知れない。
「クリスタル・ランデブー」
「メランコリー・ヴィーナス」
「トップ・オブ・キャバレー」
「クリスタル・キャバレー」
「書斎」
「グロリア・マリアが来たりて」
「透明人間の帰還」
「バニーズ・メモリー」を生で見たい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
art
- 感想投稿日 : 2011年2月26日
- 読了日 : 2009年6月5日
- 本棚登録日 : 2009年6月5日
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