映像化された人気シリーズだとは、ついぞ知らず購入。怪しげなタイトルだけで、選んだためだ。本書は、5話の短編から成る。
オカルトじみた奇怪な事件に遭遇した刑事は、物理学者に相談し事件を解決してゆく。そのテンポの良さは、連続ドラマに合いそうだなと思ったらドラマ化していた。
第5章の『予知る』はある種、アイロニーというかブラックユーモアに満ちている。あたかも星新一のショートショートのそれの様に。後味の悪さと、それ見たことかと感じさせる絶妙な締め括り。
一見説明のつかない事件に思える数々だが、天才物理学者が導き出す推理はドラマを知らなくとも引き込まれる。前作や長編もあるとのことなので、折を見て挑戦しよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2016年9月5日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2016年9月5日
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