#短歌 #佐藤涼子 白パンのチーズの羽を引きちぎり誰を待とうか土砂降りの朝 飲み干した酸味ばかりの珈琲の澱のかたちで明日を占う 夏だから岩波文庫の赤帯とカルピスそして夕立を待つ 呼吸するたび痛むのは肺なのか雨の匂いの風強く吹け #返歌 黒パンをちぎって食べる夕立の君を待ってる傘をささずに 飲む前のフレッシュ注ぐコーヒーの白の模様で今日を占う 夏だから岩波新書赤本だ西瓜を食べてプールへ向かう 雨音に合わせ飛ぶ度痛む心(むね)君の瞳の中に嵐が
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和歌/短歌
- 感想投稿日 : 2017年3月29日
- 読了日 : 2017年3月29日
- 本棚登録日 : 2017年3月29日
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