サイエンスライターの著者が、お母さんの認知症の発症からグループホームへの入所までの日々を振り返った記録。
介護保険制度が一般の人にはまだやはりあまり浸透していないのだなと言うことがわかった。本のタイトルは「母さん、ごめん」だが、著者は1人で本当によく努力されたと思う。
実際こういうケースでは最期までメインとなる介護者が、職を維持しながら自宅でケアをすると言うことは無理がある。行政は、家族形態ごと、代表的な疾病ごとに、医療・介護サービスを活用した看取りまでのロードマップ、ロールモデルを示すべきであると思う。著者の様に、当事者になってから当事者それぞれがもがきながら体制を模索するのは非効率である。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
趣味・教養
- 感想投稿日 : 2017年11月23日
- 読了日 : 2017年11月23日
- 本棚登録日 : 2017年10月8日
みんなの感想をみる