「社会学」と名のつく本はどれも、社会をなんとなく撫でまわしているだけのような印象を受ける。はっきり言ってそれは私には面白いものではないし、腑にも落ちない。にもかかわらず世の中に「社会学」がこれほど横行しているのは何故なのか。
社会学の捕らえどころのなさの訳は、その自由度の多さによるのではないか。社会を解明する前提として、束縛するものがあまりにもなさすぎて何とでも記述できてしまう。普遍性というものがまるでない。にもかかわらず、社会自体からの要請によって社会学は何となく続いているという構図ではないのかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文
- 感想投稿日 : 2016年4月23日
- 読了日 : 2016年4月23日
- 本棚登録日 : 2016年4月24日
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