ぶい先生の本棚»
わたしは、本屋が大好きです。週末に出かけ、ごそごそと買い込みます。どんどん読んで、どんどん売ったり、譲ったりします。そんな「速買い速売り」の本たちの中にあっても、私の本棚に残る、お気に入りの本を紹介します。特に、国語教育を中心に紹介をしたいと思います。
レビュー by かきトレペぶいさん
日本人は、曖昧文化の人種です。
なんとなく、人の気持ちを汲み取り、自分の気持ちはあまり出さない。
伝える場合は、それとなく、それこそ波風立てぬよう伝える。
そういうことが、美徳とされてきました。
自己主張する人間は、みっともないとさえ言われていましたね。
しかし、昨今では、その自己主張ができないことが欠点とされ、国際社会で「通用しない」とさえ言われています。
私は個人的には「なんとなく」「曖昧」な世界が好きです。
しかし、これからの世の中を渡って行く子どもたちには、「なんとなく伝える力」「しっかりと伝える力」その両方を兼ね備えた人になってほしいと思っています。
つまり、それは、必要なときに必要なことをきちんと伝えられる力だと、私は考えます。
欧米では、ロジカル・コミュニケーションの技術を、家庭や学校の中で身につけさせ、将来的に、論理的思考力、分析力、解釈力、批判的思考などが
できるように教育をほどこしています。
人にわかりやすく話す、自分の考えをきちんと伝える、意見を整理して表現する、そんな能力を小さい頃から身につけられたら、どんなにかいいでしょう。
家庭でこそ、このトレーニング方法で、何かできないものでしょうか。
そんな方にオススメ。
この教材は、教師向け書物の棚にありました。
最近では、学校でもロジカル・コミュニケーションの教育に取り組んでいるのでしょうか。
町の中で人ごみを通り抜けたい時に、どのように声をかけるかなどの、あいさつの仕方から、事実と意見を分けて伝える方法、伝言の受け方や伝言の方法、道順を説明する方法、事故の報告まで、いろいろなシーンでの自分の意見や考えを伝える方法がわかりやすく載っています。
こんなこと、あたりまえでは? と思えるような事柄もありますが、この本を読んで、コミュニケーションの技術について、親子で、あらためて、見なおしてみるのも良いかと思います。
レビュー登録日 : 2010年07月18日
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