個人的に好きな屋上は秋っぽいのがいい。雲がなくて空が高い。
冬の入り口が近くて風がすこしつめたい。寂れていてちょっと古い。時間が止まっている。
コレ最高。どの季節に行っても秋っぽい。それが理想の屋上。
この本にはそんな屋上が詰まってる。もちろん超新しい、それこそ清流まで備えているようなやつもあるけれど、やっぱりシンパシーを感じたのはなにもないガランとした屋上だ。
塗装がパリパリで遊具が色あせている。雑草が隙間から生えていたり。この取り残され感が味わえる。
最近、某然とするほどなにもない、いい味出してる屋上がないとお嘆きのあなた。行くことはできなくてもこの本で浸ることはできます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年4月15日
- 読了日 : 2012年4月15日
- 本棚登録日 : 2012年4月6日
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