ロマン・ポランスキー監督の才気あふれるホラブルムービー。
ちょっとしたきっかけで普通の人間が
狂気に陥ってゆく過程をメインに据えて描いていた。
強烈なストレスで精神が崩壊してく主人公。
崩壊したものだけが見える妄想の風景。
ひび割れる壁、巨大化する部屋、次第に荒廃する生活。
いるはずのない暴漢が夜な夜なベッドに・・・
主人公と同じぞっとする感覚を映像化して見せる
若き日の天才ポランスキーの演出が絶妙。
今見ても面白いクラッシクなホラブルドラマ。
特殊効果がなくても見ごたえは作れるんだなぁと。
この映画がハリウッドの目に留まり「ローズマリーの赤ちゃん」を生む。
倒錯していく精神風景にこの映画が生きている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2014年9月15日
- 読了日 : 2014年9月14日
- 本棚登録日 : 2014年9月14日
みんなの感想をみる